名古屋/中部ーソウル/金浦 便就航!
日系 LCC の代表格、peach aviation が名古屋/中部ーソウル/金浦の航空路線を開設するというニュースが職場の同僚からもたらされた。
こういった新路線開設時には記念セールが開催されるのが常なので、セール開始日に土日のフライトを検索してみたところ、往復で諸税込みで 20,850 円で発券できた。
「検索してみた」筈なのに「発券できた」っておかしいとか言わないで。いつものごとく国際線航空券は衝動買いなんだよ。だって安かったんだもん。
普通の週末、土日だけの短期旅行だ。それほど荷物は多くないので、ユニクロのファンクショナルバックパック+ にパッキングした。
海外とはいえ韓国だ。それほど遠くもないから旅行期間も短くて済む。ソウルとか仁川なんて大都会だから、足りないものは現地調達だって構わない。小型リュックひとつで全く問題なかろう。というか、持ち物としては1泊2日の近場の温泉旅行と大して変わらない。国内では使わないパスポートと外貨が増えるくらいだ。

計測の結果、スキンアウトで 5.11 kg、着用する衣服を除くと 4.64 kg、パックウェイトは 4.09 kg となった。
1日目
さあ、いよいよ出発当日だ。まずは名鉄特急で中部国際空港へ。荷物も多いわけではないので、一般車で十分だ。
中部国際空港に着いたら、もう既にチェックイン手続きが始まっていた。そのまま待機列に並び、MM747 便にチェックインする。
パスポートコントロールを抜けて制限区域へ。免税店が並ぶエリアを眺めると、これから国際線に乗るんだという謎の高揚感が湧いてくる。免税店でブランド品なんてほとんど買わないけど、この雰囲気は結構好きだったりする。
さて、これから搭乗するシップはお馴染み peach の A320 だ。新千歳から来たシップが金浦に向かうらしく、国内線側のエプロンからの出発だ。国内線側とはいっても、勿論イミグレを通過した後の国際線側のエアサイドからの搭乗となる。国内線と国際線が連続する機材運用にも対応できるように、中部国際空港の国内線の一部の搭乗口は国際線側からもアクセスできるようになっているのだ。パスポートコントロールを通過した筈なのに国内線側にいることに違和感を覚える。

ドアクローズ、セーフティインストラクション、タキシング、テイクオフ…… いつもの peach の出発の流れだ。
分厚い雲を抜けると、一面の青空が広がっていた。あとは機内でゆったりとしたひとときを過ごす。

安定した飛行を続け、韓国の上空へ。大都会ソウルの街並みを眺めながら、ソウル近郊の金浦国際空港へランディング。セントレアから僅か 2 時間で金浦空港に到着だ。
沖留めだったのでランプバスで移動し、ターミナルへ。CIQ はすんなりと通過できた。
金浦空港には地下鉄路線が多く乗り入れており、市内への移動には便利だ。仁川空港からソウル駅までを結ぶ A'REX の普通列車も停車するので、これでソウル駅まで行き、地下鉄 4 号線に乗り換える。明洞(ミョンドン)駅で降りて、雨の降りしきる明洞の街へ。

とりあえず大使館前の両替所で両替する。この両替所はレートが良いことで有名だ。
いよいよソウルの街歩き開始だ。まずは明洞周辺を軽く散策する。
地下鉄 4 号線に乗って雨の漢江を渡り、銅雀(トンジャク)駅へ。そこから9号線に乗り継いで汝矣島(ヨイド)駅へと向かう。
汝矣島駅を降りて長い地下通路を歩いてゆくと、煌びやかなショッピングモールが広大な地下空間に広がっていた。
せっかく汝矣島に来たのだから、漢江でも見に行ってみよう。地上に出て橋へ向かって歩みを進めると見えてきたのは……どんよりとした空の下を流れる漢江。
晴れた日に見ると綺麗な景色なのだろうが、あいにくの雨だから仕方ない。さて、天気も良くないことだし、そろそろホテルへ向かおう。
汝矣ナル(ヨイナル)駅から地下鉄5号線に乗って新吉(シンギル)駅へ。そこから京仁線の急行列車に乗って富平(ブピョン)駅へ向かう。どうやら緩行線と急行線が分離されているらしく、途中駅を快調に飛ばしてゆく。新吉駅を出てから25分ほどで富平駅に到着だ。ホームに降り立って、改札を抜け、今夜の宿へ向かう。駅前に青く輝くあのホテルだ。
そう、韓国に来たというのに、まさかの東横インだ。富平駅前の東横イン仁川富平にチェックイン!
チェックインは "Annyeonghaseyo, I have a reservation for <My Name> via Agoda..." と英語で切り出してみたのだが、フロントの係員が流暢な日本語で対応してくれた。
手続きを済ませてカードキーを受け取り、エレベータで上階へ上り、アサインされた部屋に入ると、どこかで見覚えのある雰囲気でしかなかった。


うん、完全に東横インだわこれ。いや、東横インの客室なんだからそうなんだけどさ……
異国の地の東横インに荷物を置いて、身軽になった。さあ、夜の街に繰り出そう。

ネオンサインがギラギラと輝く夜の繁華街を闊歩する。
さて、このあたりで軽く晩ごはんにしよう。駅前一帯のお店をいろいろと見て回り、よさげなお店を探すことにした。
富平駅周辺には 1 人で入れそうなお店は結構ありそうだった。詳しいことまではよくわからなかったが、ビビンバのようなメニューの写真に惹かれてこの店に決めた。
このお店は、SSADA GIMBAB という韓国のチェーン店らしきお店。店内は清潔に保たれており、雰囲気も悪くはない。メニューを見ると、どうやらビビンバがあるような雰囲気だ。なんか美味しそうだ……うん、ビビンバが食べたいぞ!

オーダー端末は韓国語のみの対応だったので不安はあったが、メニューの画像と雰囲気で決済まで進め、なんとなくビビンバのようなメニューが出てきたので、一抹の不安を覚えながらタッチパネルを押す。
オーダーは間違っていなかった模様で、ちゃんとビビンバにありつくことができた。
そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので。今回の旅では高級店やら有名店やらに行くつもりはなく、こういうローカルなお店に行っておきたかった。肝心のお味はというと、ちゃんと美味しかったので問題ない。
おいしいビビンバを楽しんだ後は、コンビニでビヨットとカスビールを買い込み、東横インの自室へ戻る。日本と変わらぬ東横インのバスルームで 1 日の汗を流した後は、お待ちかねのビヨットとカスビールを楽しむ時間だ。
ビヨットが想像より美味しい。ただのヨーグルトにシリアル入れただけだと思っていたけど、家庭で作るそういうのとは全く違う仕上がりだ。食べたり飲んだりしているものが日本とは明らかに違うのだが、過ごしている部屋がどう見ても東横インしかないので、ここが韓国だという事を忘れてしまいそうになるが、紛うことなき韓国だ。
そんなこんなでゆったりしたひとときを過ごしていたら、もう日付も変わってしまった。そろそろ寝る時間だ。東横インのベッドに飛び込んでおやすみなさい。
2日目
旅の 2 日目、異国の東横インからおはようございます。
まずは異国の東横インで朝食を。

ビュッフェからオーソドックスなメニューを取ってきたが、トッポギやキムチ、韓国海苔など、いつもの東横インとは明らかに違うメニューもあった。東横インの朝食なのに異国風情も感じられて、なんだか不思議な気分だ。
朝食を終えて、自室でゆったりと朝の時間を過ごしていたら、そろそろチェックアウトタイムという時間になってしまった。さて、荷物をまとめてチェックアウトしよう。

荷物をまとめて……とは言っても、旅の荷物は 20 L のバックパック 1 つぶんだから、身軽でいい。サクッとチェックアウトを済ませて富平の街へ。
富平駅前には巨大な地下街があるのだが、朝早いということもあって、まだほとんどのお店はオープンしていなかった。地下街のオープンを待っても良いのだが、今日はもう帰る日で時間もあまりないので、ソウル市内に出ることにした。
富平駅から京仁線に乗って新道林(シンドリム)駅へ。地下鉄 2 号線に乗り換えて公益大学(ホンデイック)駅へ。ソウルでも有名なお洒落な街、弘大(ホンデ)の街歩きを楽しむことにしよう。
大通りからショッピングストリートの方へと歩みを進めると、遊歩道のようなストリートに路面店が立ち並んでいた。さあ、このお洒落なストリートの散策を始めよう。

このあたりをゆっくりと散策する。青空の下、心地よい風が緑の街路樹を揺らす。
京義線ブックストリートを散策。横浜の汽車道の如く、廃線跡をリノベーションして整備された遊歩道だ。
この辺り一帯は緑に囲まれた落ち着いた空間となっており、ソウルの都心部のオアシスといった雰囲気である。春の陽気を感じて散策を楽しみながら、ゆったりとしたひとときを過ごした。
さて、そろそろ空港に向かう時間だ。ブックストリートの端にある弘大入口駅から A'REX に乗って金浦空港へ。

金浦空港発の peach 便は出発時刻の 150 分前からチェックイン開始とのことなので、13 時 50 分には金浦空港に到着。即座に待機列に並び、MM748 便にチェックインする。ボーディングタイムとシートアサインも確認した。これで帰国の準備が整った。さて、韓国に別れを告げてセキュリティチェック……ではなくて、おもむろに空港の外に向かう。
まだ搭乗時刻まで 2 時間もあるのだ。最後の最後まで遊んでやろうじゃないか。
実はこの金浦空港、都市公園とロッテモールに隣接しているので、チェックインした後からでも、時間に余裕があれば公園の散策やショッピングも楽しめてしまうのだ。
モールの外の公園でゆったりと散策。
モールは結構広くて、品ぞろえも豊富だった。これなら帰国直前でも色々とショッピングを楽しめそうだ。
さて、出発 90 分前になったので空港に戻ろう。連絡通路を歩けば 10 分もかからずに空港に戻ってくることができる。既に搭乗券は発行済みなので、カウンターには立ち寄らず、そのままパスポートコントロールへ。
金浦空港の国際線ターミナルのエアサイドには、コンビニなどはなく、ペットボトル入りの水を調達するのは難しい。しかも、米ドル建て決済の店も多く、割高感は否めない。LCC 利用者で、ラウンジや飲食店を利用するつもりがなければ、早すぎるパスポートコントロール通過は避けた方が賢明だ。エアサイドで 30 分ほど待たされたため、もう少しロッテモールでゆっくりしていてもよかったのではないかと思うほどだった。
MM748 便のボーディングタイムまでしばらく時間を潰す。

改札を通り、ランプバスでシップへ向かう。タラップでボーディング、アサインされた席に着く。

もう幾度となく乗ってきた peach だ。勝手はわかっている。
金浦空港を離陸した MM748 便は高度を上げ、仁川国際空港を眺めながら大きく旋回し、ソウルを後にする。
あとは日本へ向かって一直線。隠岐、敦賀の上空を経て、木曽三川の輪中やナガシマスパーランドを眺めながら伊勢湾上空へ。

そのまままっすぐセントレアにランディング。着陸後はわずか 3 分程でスポットイン。日本の CIQ もほとんど待つことなくクリアでき、あっという間にランドサイドへ。そのまま名鉄特急に乗って帰宅した。
今回の旅行でかかった費用はというと……
航空券(諸税・手数料含む) 20,850 円
宿泊 6,330 円
海外旅行保険 650 円
eSIM 466 円
現地両替 10,000 円(96,500 ウォン)
自宅最寄駅~中部国際空港 1,070 円
中部国際空港~自宅最寄駅 1,070 円
日本国内飲食費(中部国際空港エアサイド内ローソンにてミネラルウォーター購入)127 円
合計 40,563 円
海外旅行に4 万円とか安すぎる。
しかも、4 万円といっても、次回以降のために現地通過を少し多めに両替しておいて、50000 ウォン以上残してきたのだ。つまり、旅の費用は実質的に 4 万円を切り、およそ3 万 5 千円程度で済んだことになる。
円安のこのご時世というのに、僅かこの金額で週末弾丸ソウル旅行を決行できてしまったのだ。まあ、愛知県からなら沖縄に行くよりも近くて安いのだ。週末でちょっとした非日常に浸るにはちょうど良い感じのプチ海外旅行であった。