旅する医用工学者

医用工学に関するトピックを中心に,臨床工学技士国家試験,第1種ME技術実力検定試験,第2種ME技術実力検定試験に関係する内容についても取り扱います.日々の技術開発や受験勉強や学校の授業の予習・復習にお役立てください.内容の正確性には留意していますが,これを保証するものではありません.

Maclaurin 展開

Maclaurin 展開とは

ある関数 f(x) が無限回微分可能なとき、

 \{1, x, x^2, x^3,.\cdots \}

という整関数系で

 f(x)=\sum\limits_{n=0}^\infty \frac {f^{(n)} (0)} {n!} x^n

のように展開でき、これを Maclaurin 展開という。

 

ある関数を無限級数で展開する……何故、わざわざそんな面倒なことをするのだろうか?

Maclaurin 展開を用いると、指数関数だろうが対数関数だろうが三角関数だろうが、無限回微分できる関数であればべき関数の級数として展開できてしまう*1のだ。これを端的に言い表すと、Maclaurin 展開とは、関数  f(x) を  x のべき乗の多項式で近似する手法なのである。

さらに、三角関数や指数関数、対数関数などの計算は結構大変だが、べき関数の計算は計算機を用いれば比較的容易い。Maclaurin 展開は様々な関数を手軽に近似計算できてしまうことから、実用上大変便利なのだ。

さあ、Maclaurin 展開の意義がわかったところで、いよいよその本質に踏み込んでゆくことにしよう。

 

Maclaurin 展開の仕組み

1 次の項:平均値の定理

関数  f(x) について、0 から x の区間における平均の傾きは、

 \displaystyle \frac{f(x)-f(0)}{x}

で表される。ここでちょっとイメージしてほしい。この区間にそって関数の瞬間の変化率(接線の傾き)をなぞっていったとき、どこかで平均の傾きと同じになる点が少なくとも 1 つはあるはずだ。瞬間の変化率とは微分係数のことだったから、関数  f(x) の瞬間の変化率が平均の変化率と等しくなる点の x の値を p とすれば、

 \displaystyle \frac{f(x)-f(0)}{x}=f'(p) \quad (0\lt p \lt x)

という関係が成り立つ。これは、高校数学で『平均値の定理』とよばれるものの 1 つのパターンである。この式から分母を払うと、

 f(x)-f(0)=f'(p) \cdot x

となり、両辺にf(0) を加えると、

 f(x) = f(0) + f'(p) \cdot x

となる。

平均値の定理

この式について、別の見方をしてみよう。原点から x だけ離れた点の f(x) の値は、原点の f(x) の値に0から xまでの区間での f(x) の変化分を足せば求まる。

つまり, f(x) = f(0) + (f(x) の変化分) ということだ。

(  f(x) の変化分)=(平均変化率)×(  xの変化分)であり、

(平均変化率)=( p での変化率)とすると、(f(x) の変化分)=f'(p)\cdot x であるので、

前述の  f(x) = f(0) + f'(p) \cdot x が成り立つということだ。

さらに、 0 \lt p \lt x であるから、  p=s_1 x \quad (0 \lt s_1 \lt 1 )と置き換えれば、

f(x) = f(0) + f'(s_1 x)\cdot x \quad (0 \lt s_1 \lt 1 ) \quad \cdots (1)

となる。この式は関数 f(x) を1次導関数を用いて x の1次式で表現(1次展開)したものといってもよい。

 

2 次の項

さて、 f(x) を  x を使って表現できたように、 f'(x) だって  f''(x) を使って表現できるはずだ。早速やってみよう。

 f'(x) = f'(0) + f''(s_2 x) \cdot x \quad (0 \lt s_2 \lt 1)

すなわち、

 f'(s_1 \cdot x) = f'(0) + f''(s_1 s_2 x) \cdot s_1 x

となる*2ので、これを (1) に代入しよう。

 f(x)=f(0)+f'(s_1 x)\cdot x

 =f(0)+\{f'(0)+f''(s_1 s_2 x)\cdot s_1 x\} \cdot x

 =f(0)+f'(0)x+f''(s_1 s_2 x)\cdot s_1 x^2 \quad \cdots(2)

となり、関数  f(x) を 1 次導関数と 2 次導関数を用いて  x の2次式で近似することができた。この式の 2 次導関数をまた 3 次導関数で表して……(以下略)という感じでどんどん高階の導関数をねじこんでゆけば、もともとの  f(x) を  x の累乗を含む級数(数や関数などを規則的に足し合わせたもの)として展開できるわけである。

さて、ここで 0 と 1 の間にあること以外は不定な  s_1 の値を決定しよう.

 f''(s_1 s_2 x) = f''(0)

と近似できれば話は簡単そうだ.う~ん……ちょっと待てよ?  s_1, s_2,\dots s_nは  n が大きくなるにつれ(高階になるにつれ)0 に近づいてゆくうえに、0 から 1 の間にある数を掛けてゆくとどんどん 0 に近くなってゆくのだから、 s_1 s_2 = 0 と考えてもよさそうではないか。

よし、 f''(s_1 s_2 x) = f''(0) としてしまおう。しかも右辺は定数だから左辺も定数とみなしていい。やったね!!

(2)式  f(x) = f(0)+f'(0)x+f''(s_1 s_2 x)s_1 x^2 は

 f(x) = f(0)+f'(0)x+f''(0)s_1 x^2

となり,これを  f(0), f'(0), f''(0) が定数であることに注意して 2 階微分すると,

 f'(x) = 0+f'(0)+f''(0)2s_1 x = f'(0)+2f''(0)s_1 x

 f''(x) = 0+2f''(0)s_1=2f''(0)s_1

となる。先ほどと同様、この式の右辺に変数は含まれず、ただの定数であるから、左辺の  f''(x)も定数である。よって、 x の値が変わっても  f''(x) の値は変わらない。ならば、 f''(x) の  x に0を代入し、 f''(x) としてもよいではないか。したがって、

 f''(0) = 2f''(0)s_1

 1 = 2 s_1

 \displaystyle s_1 = \frac{1}{2}

ここで出てきた  x の係数「2」については、 x^2 を微分したときに前に落ちてくる係数であることを意識しておこう。

 

3 次の項

よし,次のステップだ.3 次の項まで進もう.基本はこれまでと同じで,

 \displaystyle f(x) = f(0) + f'(0)x + f''(0)\cdot \frac{1}{2}\cdot x^2 + f'''(s_1 s_2 s_3 x)\cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{1}{3} \cdot x^3

となる.もちろん,2 次の項にある  s_1 を 2 階微分して求めたのと同様に,3 次の項にある  s_2 はこの式を 3 階微分することによって求まる.すなわち, x^3 を微分したときに,係数として「3」が落ちてくるから,

 \displaystyle s_2 = \frac{1}{3}

としてもよかろう(納得がいかないならば実際に計算してみればよい)。すなわち、

 \displaystyle f(x) = f(0) + f'(0)x + f''(0)\cdot \frac{1}{2}\cdot x^2 + f'''(s_1 s_2 s_3 x)\cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{1}{3} \cdot x^3

 \displaystyle f(x) = f(0) + \frac{f'(0)}{1} x + \frac{f''(0)}{2} x^2 + \frac{f'''(s_1 s_2 s_3 x)}{2 \cdot 3}x^3

 \displaystyle f(x) = f(0) + \frac{f'(0)}{1} x + \frac{f''(0)}{1 \cdot 2} x^2 + \frac{f'''(s_1 s_2 s_3 x)}{1 \cdot 2 \cdot 3}x^3

となる。

ここで、連続した自然数の積が出てきた。いちいち書き連ねるのも面倒なので、高校数学で学んだ階乗記号『 !』を使おう。 n!は  1 から  n までの自然数をすべて掛け合わせたものだ*3。以後、階乗は具体的な数値計算をせずに階乗記号を残したままにする。

さらに、高次導関数になってくると、微分を表すプライム記号を書くのも読むのも面倒なので、 f(x) の n 次導関数( n 階微分したもの)を  f^{(n)}(x) と書くことにしよう。つまり、

 \displaystyle f(x) = \frac{f(0)}{0!} x^0 + \frac{f^{(1)}(0)}{1!} x + \frac{f^{(2)}(0)}{2!} x^2 + \frac{f^{(3)}(s_1 s_2 s_3 x)}{3!} x^3

ということだ。

 

4 次以上の項

ここまでくるともうおわかりだろう。近似の精度を高くするため、以降も同様に繰り返し、 n まで拡張すると、

 \displaystyle f(x) = \frac{f(0)}{0!} x^0 + \frac{f^{(1)}(0)}{1!} x^1 + \frac{f^{(2)}(0)}{2!} x^2 + \frac{f^{(3)}(0)}{3!} x^3 + \frac{f^{(4)}(0)}{4!} x^4 + \frac{f^{(5)}(0)}{5!} x^5 + \cdots + \frac{f^{(n-1)}(0)}{(n-1)!} x^{(n-1)} + \frac{f^{(n)}(sx)}{n!} x^n

となる。ただし、列挙するのが面倒なので  s = s_1 \times s_2 \times s_3 \times s_4 \times \cdots \times s_n とおいた。前述のように、 s_1 も  s_2 も…(略)… s_n も、全て 0と 1の間にある数だから、それらをたくさん掛け合わせた  s は、もはや  0 とみなしてしまおう。

つまり、 \displaystyle \frac{f^{(n)}(sx)}{n!} = \frac{f^{(n)}(0 \cdot x)}{n!} =\frac{f^{(n)}(0)}{n!} となる。すなわち、

 \displaystyle f(x) = \frac{f(0)}{0!} x^0 + \frac{f^{(1)}(0)}{1!} x^1 + \frac{f^{(2)}(0)}{2!} x^2 + \frac{f^{(3)}(0)}{3!} x^3 + \frac{f^{(4)}(0)}{4!} x^4 + \frac{f^{(5)}(0)}{5!} x^5 + \cdots + \frac{f^{(n-1)}(0)}{(n-1)!} x^{(n-1)} + \frac{f^{(n)}(0)}{n!} x^n

としてよいのだ。さらに、これをシグマ記号を用いて、

 f(x)=\sum\limits_{n=0}^\infty \frac {f^{(n)} (0)} {n!} x^n

とすれば、かなりシンプルにまとまってしまう。平均値の定理を拡張したら、スッキリした形で精度の良い近似ができてしまった。この無限級数を  f(x) のマクローリン級数(Maclaurin Series)といい、マクローリン級数を求めることをマクローリン展開(Maclaurin Expansion)という。マクローリン級数は、三角関数だろうが指数関数だろうが、 x の累乗の項(  a_k x^k )だけで近似できてしまうのだ。


なお、ここまでの議論では級数の無限大での収束を保証できていない。本来ならば収束半径を考えなければならないのだが、本稿では割愛する。

 

Maclaurin 展開の例

指数関数  e^x を Maclaurin 展開してみよう。

Maclaurin 展開の定義に基づけば、

 \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{3!}x^3 + \cdots + \frac{1}{n!}x^n

である。

この無限級数を次数を上げながらグラフにしてみよう。なお、黒破線は指数関数  e^x を、赤実線はその  n 次までの Maclaurin 展開を表すものとする。

 

1 次: \displaystyle e^x = 1 + x



2 次: \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2



3 次: \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{3!}x^3



4 次: \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{3!}x^3 + \frac{1}{4!}x^4



5 次: \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{3!}x^3 + \frac{1}{4!}x^4 + \frac{1}{5!}x^5


次数が上がるにしたがって、どんどん近似の精度が上がってゆくのがおわかりだろう。さらに言えば、 x = 0 に近いほど近似の精度が良くなるのだ。

 

さあ、せっかくなので様々な関数を Maclaurin 展開してみよう。

 \displaystyle \sin{x} = x - \frac{1}{3!}x^3 + \frac{1}{5!}x^5  - \frac{1}{7!}x^7 +  \cdots + \frac{1}{n!}x^n

 

 \displaystyle \cos{x} = 1 - \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{4!}x^4  - \frac{1}{6!}x^6 +  \cdots + \frac{1}{n!}x^n

 

 \displaystyle e^x = 1 + x + \frac{1}{2!}x^2 + \frac{1}{3!}x^3 + \cdots + \frac{1}{n!}x^n

 

当然、これ以外の関数でも Maclaurin 展開できるものが多いので、定義に従って展開してみればよい。

 

物理への応用

Maclaurin 展開が数学的に便利なものであることは分かった。さて、ここでちょっとMaclaurin 展開の物理への応用を考えてみよう。

 

時間  t の関数であるような変位  x(t) を考える。

この  x(t) の Maclaurin 展開は

 \displaystyle x(t) = x(0) + \frac{1}{1!} x^{(1)}(0) t + \frac{1}{2!} x^{(2)}(0) t^2 + \frac{1}{3!} x^{(3)}(0) t^3 + \frac{1}{4!} x^{(4)}(0) t^4 + \cdots

となるが、これは変位を  t のべき関数の和で表した近似である。

 

これを 2 次の項までで打ち切ると

 \displaystyle x(t) = x(0) + \frac{1}{1!} x^{(1)}(0) t + \frac{1}{2!} x^{(2)}(0) t^2

となるが、 x(0)=x_0(初期変位)、 x^{(1)}(0)=v_0(初速度)、 x^{(2)}=a(加速度(時間に依存せず一定と仮定))としてやったのが、高校物理でお馴染みの

 \displaystyle x(t) = x_0 + v_0 t + \frac{1}{2} a t^2

という等加速度直線運動における時刻と変位の関係式である。

 

何故こうなっているのだろうか?シンプルに解釈してみよう。

ある時刻  t において物体が  x = x_0 の位置にあったとする。

時刻  t が 0 に近いとき、物体の位置はほぼ   x = x_0 とみなしてよいだろう。これは 0 次の近似であるが、当然だが動いている物体であれば、少し時間が経てば物体の位置は  x = x_0 からは離れてしまう。

どれくらい離れるかというと、もとの位置から(速さ)×(時間)だけズレた位置であろう。すなわち、 t = 0 における速度すなわち変位の 1 階微分を  v_0 とすると、

 x = x_0 + v_0 t

である。

 

ただ、速度だけ考えていては、加速や減速する物体の位置を精度よく予測することは難しいであろう。そこで加速度すなわち変位の 2 階微分を考慮に入れねばならない。すなわち、

 \displaystyle x(t) = x_0 + v_0 t + \frac{1}{2} a_0 t^2

ということである。さらに精度よく近似しようと思えば、加速度の変化であるジャーク、すなわち変位の 3 階微分も考慮して

 \displaystyle x(t) = x_0 + v_0 t + \frac{1}{2} a_0 t^2 + \frac{1}{6} j_0 t^3

とすればよかろう。

 

同様に、これ以上の高階微分も考えることができると類推できる。

すなわち、変位が時刻  t の関数  x(t) で表されるとき、 t = 0 ではない時刻における変位  x の近似は

 \displaystyle x(t) = x(0) + \frac{1}{1!} x^{(1)}(0) t + \frac{1}{2!} x^{(2)}(0) t^2 + \frac{1}{3!} x^{(3)}(0) t^3 + \frac{1}{4!} x^{(4)}(0) t^4 + \cdots

によって与えられ、これが Maclaurin 展開そのものなのである。 

 

Taylor 展開

これまで議論してきた Maclaurin 展開は  x = 0 を中心に展開したが、任意の  x = a を中心とした展開も可能である。それを Taylor 展開といい、 x のかわりに  x - a としてやればよいだけのことである。

 

基本的な考え方は Maclaurin 展開と変わらないので詳細な照明は割愛するが、ある関数 f(x) が無限回微分可能なとき、

 \{1, x, x^2, x^3,.\cdots \}

という整関数系で  x = a のまわりに

 f(x)=\sum\limits_{n=0}^\infty \frac {f^{(n)} (a)} {n!} (x-a)^n

のように展開でき、これを Maclaurin 展開という。

*1:必ずしも Maclaurin 展開が収束し、それが元の関数と一致するとは限らないが、本稿では踏み込まないこととする。

*2:単純に  x のかわりに  s_1 x を代入しただけ。

*3:例えば 、 5! = 1 \times 2 \times 3 \times 4 \times 5 =120 である。

peachで行くウルトラライトな1泊2日ソウル旅行

名古屋/中部ーソウル/金浦 便就航!

日系 LCC の代表格、peach aviation が名古屋/中部ーソウル/金浦の航空路線を開設するというニュースが職場の同僚からもたらされた。

こういった新路線開設時には記念セールが開催されるのが常なので、セール開始日に土日のフライトを検索してみたところ、往復で諸税込みで 20,850 円で発券できた。

「検索してみた」筈なのに「発券できた」っておかしいとか言わないで。いつものごとく国際線航空券は衝動買いなんだよ。だって安かったんだもん。

 

普通の週末、土日だけの短期旅行だ。それほど荷物は多くないので、ユニクロのファンクショナルバックパック+ にパッキングした。

www.uniqlo.com

海外とはいえ韓国だ。それほど遠くもないから旅行期間も短くて済む。ソウルとか仁川なんて大都会だから、足りないものは現地調達だって構わない。小型リュックひとつで全く問題なかろう。というか、持ち物としては1泊2日の近場の温泉旅行と大して変わらない。国内では使わないパスポートと外貨が増えるくらいだ。

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計測の結果、スキンアウトで 5.11 kg、着用する衣服を除くと 4.64 kg、パックウェイトは 4.09 kg となった。

 

1日目

さあ、いよいよ出発当日だ。まずは名鉄特急で中部国際空港へ。荷物も多いわけではないので、一般車で十分だ。

中部国際空港に着いたら、もう既にチェックイン手続きが始まっていた。そのまま待機列に並び、MM747 便にチェックインする。

パスポートコントロールを抜けて制限区域へ。免税店が並ぶエリアを眺めると、これから国際線に乗るんだという謎の高揚感が湧いてくる。免税店でブランド品なんてほとんど買わないけど、この雰囲気は結構好きだったりする。

さて、これから搭乗するシップはお馴染み peach の A320 だ。新千歳から来たシップが金浦に向かうらしく、国内線側のエプロンからの出発だ。国内線側とはいっても、勿論イミグレを通過した後の国際線側のエアサイドからの搭乗となる。国内線と国際線が連続する機材運用にも対応できるように、中部国際空港の国内線の一部の搭乗口は国際線側からもアクセスできるようになっているのだ。パスポートコントロールを通過した筈なのに国内線側にいることに違和感を覚える。

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ドアクローズ、セーフティインストラクション、タキシング、テイクオフ…… いつもの peach の出発の流れだ。

分厚い雲を抜けると、一面の青空が広がっていた。あとは機内でゆったりとしたひとときを過ごす。

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安定した飛行を続け、韓国の上空へ。大都会ソウルの街並みを眺めながら、ソウル近郊の金浦国際空港へランディング。セントレアから僅か 2 時間で金浦空港に到着だ。

沖留めだったのでランプバスで移動し、ターミナルへ。CIQ はすんなりと通過できた。

金浦空港には地下鉄路線が多く乗り入れており、市内への移動には便利だ。仁川空港からソウル駅までを結ぶ A'REX の普通列車も停車するので、これでソウル駅まで行き、地下鉄 4 号線に乗り換える。明洞(ミョンドン)駅で降りて、雨の降りしきる明洞の街へ。

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とりあえず大使館前の両替所で両替する。この両替所はレートが良いことで有名だ。

いよいよソウルの街歩き開始だ。まずは明洞周辺を軽く散策する。

地下鉄 4 号線に乗って雨の漢江を渡り、銅雀(トンジャク)駅へ。そこから9号線に乗り継いで汝矣島(ヨイド)駅へと向かう。
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汝矣島駅を降りて長い地下通路を歩いてゆくと、煌びやかなショッピングモールが広大な地下空間に広がっていた。

せっかく汝矣島に来たのだから、漢江でも見に行ってみよう。地上に出て橋へ向かって歩みを進めると見えてきたのは……どんよりとした空の下を流れる漢江。
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晴れた日に見ると綺麗な景色なのだろうが、あいにくの雨だから仕方ない。さて、天気も良くないことだし、そろそろホテルへ向かおう。

汝矣ナル(ヨイナル)駅から地下鉄5号線に乗って新吉(シンギル)駅へ。そこから京仁線の急行列車に乗って富平(ブピョン)駅へ向かう。どうやら緩行線と急行線が分離されているらしく、途中駅を快調に飛ばしてゆく。新吉駅を出てから25分ほどで富平駅に到着だ。ホームに降り立って、改札を抜け、今夜の宿へ向かう。駅前に青く輝くあのホテルだ。
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そう、韓国に来たというのに、まさかの東横インだ。富平駅前の東横イン仁川富平にチェックイン!
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チェックインは "Annyeonghaseyo, I have a reservation for <My Name> via Agoda..." と英語で切り出してみたのだが、フロントの係員が流暢な日本語で対応してくれた。

手続きを済ませてカードキーを受け取り、エレベータで上階へ上り、アサインされた部屋に入ると、どこかで見覚えのある雰囲気でしかなかった。
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うん、完全に東横インだわこれ。いや、東横インの客室なんだからそうなんだけどさ……

異国の地の東横インに荷物を置いて、身軽になった。さあ、夜の街に繰り出そう。

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ネオンサインがギラギラと輝く夜の繁華街を闊歩する。
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さて、このあたりで軽く晩ごはんにしよう。駅前一帯のお店をいろいろと見て回り、よさげなお店を探すことにした。

富平駅周辺には 1 人で入れそうなお店は結構ありそうだった。詳しいことまではよくわからなかったが、ビビンバのようなメニューの写真に惹かれてこの店に決めた。f:id:medicalengineer:20250525224915j:image

このお店は、SSADA GIMBAB という韓国のチェーン店らしきお店。店内は清潔に保たれており、雰囲気も悪くはない。メニューを見ると、どうやらビビンバがあるような雰囲気だ。なんか美味しそうだ……うん、ビビンバが食べたいぞ!

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オーダー端末は韓国語のみの対応だったので不安はあったが、メニューの画像と雰囲気で決済まで進め、なんとなくビビンバのようなメニューが出てきたので、一抹の不安を覚えながらタッチパネルを押す。

オーダーは間違っていなかった模様で、ちゃんとビビンバにありつくことができた。
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そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので。今回の旅では高級店やら有名店やらに行くつもりはなく、こういうローカルなお店に行っておきたかった。肝心のお味はというと、ちゃんと美味しかったので問題ない。

おいしいビビンバを楽しんだ後は、コンビニでビヨットとカスビールを買い込み、東横インの自室へ戻る。日本と変わらぬ東横インのバスルームで 1 日の汗を流した後は、お待ちかねのビヨットとカスビールを楽しむ時間だ。
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ビヨットが想像より美味しい。ただのヨーグルトにシリアル入れただけだと思っていたけど、家庭で作るそういうのとは全く違う仕上がりだ。食べたり飲んだりしているものが日本とは明らかに違うのだが、過ごしている部屋がどう見ても東横インしかないので、ここが韓国だという事を忘れてしまいそうになるが、紛うことなき韓国だ。

そんなこんなでゆったりしたひとときを過ごしていたら、もう日付も変わってしまった。そろそろ寝る時間だ。東横インのベッドに飛び込んでおやすみなさい。

 

2日目

旅の 2 日目、異国の東横インからおはようございます。

まずは異国の東横インで朝食を。

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ビュッフェからオーソドックスなメニューを取ってきたが、トッポギやキムチ、韓国海苔など、いつもの東横インとは明らかに違うメニューもあった。東横インの朝食なのに異国風情も感じられて、なんだか不思議な気分だ。

朝食を終えて、自室でゆったりと朝の時間を過ごしていたら、そろそろチェックアウトタイムという時間になってしまった。さて、荷物をまとめてチェックアウトしよう。

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荷物をまとめて……とは言っても、旅の荷物は 20 L のバックパック 1 つぶんだから、身軽でいい。サクッとチェックアウトを済ませて富平の街へ。
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富平駅前には巨大な地下街があるのだが、朝早いということもあって、まだほとんどのお店はオープンしていなかった。地下街のオープンを待っても良いのだが、今日はもう帰る日で時間もあまりないので、ソウル市内に出ることにした。

富平駅から京仁線に乗って新道林(シンドリム)駅へ。地下鉄 2 号線に乗り換えて公益大学(ホンデイック)駅へ。ソウルでも有名なお洒落な街、弘大(ホンデ)の街歩きを楽しむことにしよう。
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大通りからショッピングストリートの方へと歩みを進めると、遊歩道のようなストリートに路面店が立ち並んでいた。さあ、このお洒落なストリートの散策を始めよう。

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このあたりをゆっくりと散策する。青空の下、心地よい風が緑の街路樹を揺らす。
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京義線ブックストリートを散策。横浜の汽車道の如く、廃線跡をリノベーションして整備された遊歩道だ。
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この辺り一帯は緑に囲まれた落ち着いた空間となっており、ソウルの都心部のオアシスといった雰囲気である。春の陽気を感じて散策を楽しみながら、ゆったりとしたひとときを過ごした。

さて、そろそろ空港に向かう時間だ。ブックストリートの端にある弘大入口駅から A'REX に乗って金浦空港へ。

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金浦空港発の peach 便は出発時刻の 150 分前からチェックイン開始とのことなので、13 時 50 分には金浦空港に到着。即座に待機列に並び、MM748 便にチェックインする。ボーディングタイムとシートアサインも確認した。これで帰国の準備が整った。さて、韓国に別れを告げてセキュリティチェック……ではなくて、おもむろに空港の外に向かう。

まだ搭乗時刻まで 2 時間もあるのだ。最後の最後まで遊んでやろうじゃないか。

実はこの金浦空港、都市公園とロッテモールに隣接しているので、チェックインした後からでも、時間に余裕があれば公園の散策やショッピングも楽しめてしまうのだ。f:id:medicalengineer:20250525225843j:image

モールの外の公園でゆったりと散策。
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モールは結構広くて、品ぞろえも豊富だった。これなら帰国直前でも色々とショッピングを楽しめそうだ。
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さて、出発 90 分前になったので空港に戻ろう。連絡通路を歩けば 10 分もかからずに空港に戻ってくることができる。既に搭乗券は発行済みなので、カウンターには立ち寄らず、そのままパスポートコントロールへ。
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金浦空港の国際線ターミナルのエアサイドには、コンビニなどはなく、ペットボトル入りの水を調達するのは難しい。しかも、米ドル建て決済の店も多く、割高感は否めない。LCC 利用者で、ラウンジや飲食店を利用するつもりがなければ、早すぎるパスポートコントロール通過は避けた方が賢明だ。エアサイドで 30 分ほど待たされたため、もう少しロッテモールでゆっくりしていてもよかったのではないかと思うほどだった。

 

MM748 便のボーディングタイムまでしばらく時間を潰す。

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改札を通り、ランプバスでシップへ向かう。タラップでボーディング、アサインされた席に着く。

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もう幾度となく乗ってきた peach だ。勝手はわかっている。

 

金浦空港を離陸した MM748 便は高度を上げ、仁川国際空港を眺めながら大きく旋回し、ソウルを後にする。

あとは日本へ向かって一直線。隠岐、敦賀の上空を経て、木曽三川の輪中やナガシマスパーランドを眺めながら伊勢湾上空へ。

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そのまままっすぐセントレアにランディング。着陸後はわずか 3 分程でスポットイン。日本の CIQ もほとんど待つことなくクリアでき、あっという間にランドサイドへ。そのまま名鉄特急に乗って帰宅した。

 

今回の旅行でかかった費用はというと……

航空券(諸税・手数料含む) 20,850 円

宿泊 6,330 円

海外旅行保険 650 円

eSIM 466 円

現地両替 10,000 円(96,500 ウォン)

自宅最寄駅~中部国際空港 1,070 円

中部国際空港~自宅最寄駅 1,070 円

日本国内飲食費(中部国際空港エアサイド内ローソンにてミネラルウォーター購入)127 円

 

合計 40,563 円

 

海外旅行に4 万円とか安すぎる。

しかも、4 万円といっても、次回以降のために現地通過を少し多めに両替しておいて、50000 ウォン以上残してきたのだ。つまり、旅の費用は実質的に 4 万円を切り、およそ3 万 5 千円程度で済んだことになる。

円安のこのご時世というのに、僅かこの金額で週末弾丸ソウル旅行を決行できてしまったのだ。まあ、愛知県からなら沖縄に行くよりも近くて安いのだ。週末でちょっとした非日常に浸るにはちょうど良い感じのプチ海外旅行であった。

1泊3日 弾丸マレーシア旅行

直前に格安発券?!

土休日に学会に参加した際の代休が発生し、思いがけなく 3 連休ができてしまった。

沖縄か台湾あたりに行こうかと考え、適当に航空券をサーチしてみたら、思いのほか安くマレーシアに行けることがわかってしまった。

そういえば、まだマレーシアは行ったことなかったなぁ……よし、行くか!!

ポチッとな。

いつものように国際線の航空券は衝動買いだ。衝動買いというのはさておいて、出発の 10 日前なのに格安で発券できちゃったぞ?!

なんか頭がおかしいとか、とち狂ってるとか、罵詈雑言が聞こえてきそうだが、まあいいや。とりあえずマレーシアを楽しんでくることにしよう。

 

1日目

今回の旅はセントレアから飛ぶので、ミュースカイに乗ってセントレアへ。ミュースカイは全車指定席だから必ず座れるうえに、ゆったりとしたリクライニングシートだから快適だ。

セントレアに到着したら、速やかに国際線のチェックインカウンターへ。

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名古屋から上海までと、上海からクアラルンプールまでのボーディングパスを発券してもらう。

ボーディングパスを手に入れたら、そのままサクッとパスポートコントロールを抜けて出国だ。

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エアサイドでしばし時間を過ごし、いよいよ名古屋/中部国際空港発、上海/浦東国際空港行きの MU292 便に搭乗だ。
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いよいよボーディングタイムだ。名古屋/中部国際空港発、上海/浦東国際空港行きの MU292 便に搭乗だ。

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ボーディングブリッジを渡って機内へ進む。

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シートは国内線によくあるタイプのものだ。中国東方航空や上海航空のナローボディ機はこのような感じのシートで、個人用のシートモニタが搭載されていないことが多い。

曇り空のセントレアからテイクオフ。悪天候かつ小型機での運行便ということもあり、上昇中は結構揺れた。揺れが収まり、安定した飛行に入ったところでミールがサーブされた。メインはカツカレー、副菜にマカロニサラダ、デザートにワッフルとピーナッツといったメニューだ。
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おそらく愛知で調製されて運び込まれたミールと思われ、日本人好みの味付けだった。

途中、東シナ海上空から上海にかけての海上では、結構激しく揺れた。とはいえ、旅客機がこの程度の乱気流でそう簡単に墜落するはずもなく、無事に浦東国際空港に着陸した。

着陸後、シップは広大な空港敷地内の誘導路を進むが、途中で止まってしまい、なかなかスポットに入らない。このタイトなコネクションなのにディレイなのか……という不安は的中し、結局23分のディレイになってしまった。これはめっちゃタイトなトランジット確定だ。とにかく急げっ!

降機後、サテライト内を足早に進み、 MRT に飛び乗ってトランスファーゲートへ向かう。トランスファーゲートで EXPRESS CONNECTION のステッカーを着衣に貼ってもらい、そのままセキュリティチェックへ。ステッカーのおかげで、First Class & Business Class のレーンを使わせてもらえて、大急ぎでセキュリティチェックを済ませることができた。

浦東国際空港は以前に利用したことがあったため、空港施設の大まかな構造は把握していたおり、迷うことなく急ぎ足で空港内を進む。ちょうどファイナルコールの時点で、次の浦東国際空港発 クアラルンプール国際空港行きの上海航空 FM865 便の出る 26 番ゲートに辿り着いた。

ファイナルコールに間に合ったことに安堵しながら FM865 便に搭乗。

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機材は B737-MAX8 だ。ボーディングブリッジを渡り、機内へと進む。これで無事にクアラルンプールへ飛べることが確定して、とりあえずひと安心だ。
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こちらの機材にも、シート背面モニタは搭載されていなかった。2 レグ連続でドメみたいな機材だよ……。

さて、無事に搭乗できた……のだが、なかなか出発する気配がない。機内にディレイの案内放送が流れる。暫く待たされたのち、ようやくドアクローズ、タキシング開始。これでランウェイに出てようやく離陸だ……と思いきや、視界不良の影響で誘導路上でホールドを食らってしまった。せっかく急いで来たというのに、ディレイ確定だ。誘導路上で 1時間以上待たされながら、ようやくランウェイへ。離陸直後に雲の中に突入し、小刻みに揺れる。しかし、雲の上に出たあとは安定した飛行となった。

遅れに遅れた離陸から 50 分程経って、ミールのカートが回ってきた。"Chicken noodle or beef rice?" と訊かれたので、beef rice をオーダー。夕食には少し早い機内食がサーブされた。

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さあ、空の上で夕食を楽しむことにしよう。煮込んだ牛肉をライスに乗せたメインディッシュに、サラダとフルーツ、2種類のスナック菓子を添えた機内食を夕暮れ迫る雲の上で満喫した。なんかデザートの比率が高くないか、このミール?!

食後のドリンクもサーブされたので、炭酸水とコーヒーを楽しみながら、ゆったりと南国へのフライトを満喫する。

夕暮れ迫るベトナム上空を南下する。
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美しい夕焼けの機窓を眺めているうちに日は暮れてきた。キャビンの照明は落とされ、機内はすっかり夜間飛行の雰囲気だ。

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そうそう、国際線のこういう雰囲気が好きなんだよ。そうこうしているうちに、FM865 便の機窓に夜のマレーシアの地方都市の街明かりと、それらを貫く幹線道路のナトリウムランプの光の列が見えてきた。シップは目的地のクアラルンプールに向けて、徐々にアルティチュードを下げてゆく。
街灯りが近づいてきて、Kuala Lumpur International Airport (KLIA)にランディング。ランディングから約 10 分でスポットイン、それからさらに 10 分で降機。さあ、いよいよマレーシアに初上陸だ。KLIA はシンガポールの Changi International Airport の T1 - T3 のように、出発と到着の動線が分離されていないターミナルだ。

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サテライトからメインターミナルへはバスで向かう。メインターミナルに降り立ったら、いよいよパスポートコントロールだ。大規模な国際空港のパスポートコントロールは時間がかかるものだ。今回もその例に漏れず、イミグレの待機列を通過するのに約 30 分を要した。降機から約 70 分を要して、ようやくランドサイドへ出てこれた。

さて、いよいよクアラルンプールの街中へ向かおう。KLIA からクアラルンプール中心部の KL Sentral 駅へ、最高速度 160 km/h という俊足の空港アクセス鉄道が運行されている。これに乗って KL Sentral へ向かうことにしよう。

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KLIA Ekspres は途中駅を次々と通過しながら、結構なスピードでクアラルンプール中心部目指して疾走する。KLIA を出てから僅か 30 分ほどで KL Sentral 駅に到着した。

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KL Sentral 駅からは LRT Kelana Jaya Line に乗って Masjid Jamek 駅へ向かう。

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煌びやかな夜のクアラルンプールの街並みを高架線から眺めながら、近代的な無人運転のLRT の列車は夜の大都会を走る。KL Sentral 駅からは僅か 2 駅、高架から地下に潜り、Masjid Jamek 駅に到着だ。

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改札を抜けて、クアラルンプールの市街へ出てゆく。

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雨の降る中、オレンジ色の灯りに照らされた熱帯の街に心を躍らせながら、見知らぬ土地を今夜の宿へ向けて歩みを進める。
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大通り沿いをしばし歩き、今夜の宿である Ramada Encore by Wyndham Chinatown にチェックイン。
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アサインされた部屋へ入ると、キレイにメイクされたダブルベッドが出迎えてくれた。やっぱり Wyndham 系列だし悪くはないみたいだ。これだけの設備なら、必要にして十分だ。

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コンプリメンタリーのミネラルウォータがベッドサイドテーブルに 2 本、冷蔵庫上に 2 本、合計 4 本置かれていた。暑さ厳しい熱帯において、このサービスはかなり有り難い。

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客室のシャワールームも清潔に保たれていた。
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やっぱり長旅を終えてホテルで浴びるシャワーは格別だ。シャワーでさっぱりした後は、ホテルのふかふかのダブルベッドに飛び込んだ。おやすみなさい。

 

2日目

異国の地からおはようございます。やはり旅先で迎える朝は格別だ。

まずは朝食にしよう。ホテル 1 階の朝食ビュッフェ会場へ。残念ながら朝食のメニューはそれほど多くはなかった。

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東南アジアでお馴染み、ロブスタ種と思われるストロングなテイストのコーヒーだ。
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さあ、昨晩遅くに着いたばかりなのだが、今日はもう帰る日だ。時間もないので、早いところ街歩きを楽しんでおこう。早速ホテルに荷物を預けて、街中へと繰り出すことにした。

クアラルンプールは東南アジア屈指の大都会だが、シンガポールともバンコクとも明らかに違う街並みだ。

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南国の陽射しを浴びながら、クアラルンプールの街を歩き始める。
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せっかくのクアラルンプールだから、まずはこの街の歴史に触れておこう。Masjid Jamek 駅近辺を散策しよう。

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素敵な建造物の周囲をゆったりと散策する。

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クアラルンプールに来たからには行っておきたかった場所へ向かう。

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2 つの泥川の合流地点だが、これぞまさに Kuala Lumpur の名の由来*1となった地だ。

さて、次の目的地へ向かうことにしよう。 LRT Kelana Jaya Line に乗って、KL Sentral 駅まで行き、駅直結のショッピングモール NU Sentral へ。ここの 1 階にある GMT Currency Exchange で日本円をマレーシアリンギットに両替だ。あと半日しかいないのに、まだ両替してなかったのか……とか言わないで。弾丸旅行なんだから。

両替を済ませたら、KL Sentral 駅から KL Monorail に乗って、クアラルンプールの中心街、Bukit Bintang へ向かう。近代的なモノレールの車窓には、発展を続ける大都会の街並みが流れ、ゆったりとした空中散歩を楽しむことができた。Bukit Bintang 駅で KL Monorail を降りると、伊勢丹や PAVILION KUALA LUMPUR など、多くのショッピングモールが立ち並ぶ、クアラルンプール随一のショッピング街が待っていた。

ここからはクアラルンプールで最も有名なランドマークへ向かってみよう。歩道橋を歩いて KLCC*2 へ向かう。

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Petronas Twin Towers 直下に到着、見事なまでのツインタワーだ。

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迫力満点のツインタワーを下から見上げる。

Suria KLCC 内のショップを見て回ったのち、LRT Kelana Jaya Line と Kajang Line を乗り継いで再び Bukit Bintang へ。ショッピングモールを見て回り、気が付いたら日が暮れかかっていた。夕暮れ時の Bukit Bintang を散策する。活気溢れる東南アジアの大都会、クアラルンプール随一の繁華街の夕暮れ時をエンジョイする。

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日が暮れたので、再び Petronas Twin Towers へ。夜のツインタワーのライトアップは本当に美しく、加工写真を見ているのではないかと思わせるほどだ。

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美しくライトアップされたツインタワーを堪能したあとは、Suria KLCC 地下の Cold Storage で手土産ショッピング。Cold Storage はシンガポールでは幾度となく訪れたお気に入りのスーパーマーケットだ。流石は Cold Storage、品揃えは素晴らしい。

さあ、そろそろ帰国の途につく時間だ。ホテルで荷物をピックアップし、KL Sentral へ。職場への手土産を購入して KLIA Ekspres に飛び乗り、KL Sentral を後にする。結構なスピードで流れゆくクアラルンプールの街並みに別れを告げ、南国の夜を KLIA へ向けて駆け抜ける。

あっという間に KLIA に到着。足早にチェックインカウンターへ向かうと、搭乗予定のフライトのチェックインは長蛇の列だった。搭乗券を発行してもらい、手荷物を預け入れるのに1時間かかった。

 

3日目

日付が変わるあたりでようやくチェックイン手続きが完了した。そのまま足早にパスポートコントロールを抜け、バスでサテライトに移動して、Sky Suite Airport Lounge へ。

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まずはシャワーで汗を流す。アメニティセットを受け取り、シャワーブースへ。

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仕切られた清潔なブース内に、オーバーヘッドシャワーが備えられていた。

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深夜便搭乗前に空港で浴びるシャワーは最高だ。これで深夜のフライトも快適に過ごせる。

シャワーを浴びてさっぱりとしたら、搭乗前の食事にしよう。ラウンジ内には彩り豊かな野菜や果物が美しく並べられている。

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バーカウンターで赤ワインをオーダーして、自席に持ってきてもらった。f:id:medicalengineer:20250525220654j:image

食事もワインも美味しかった。ラウンジの食事ってこんなにも素晴らしいものだったのか……!

マレーシア最後の食事を楽しんでいたら、あっという間にボーディングタイムだ。マレーシアに名残を惜しみながら、上海行きの MU6022 便に搭乗する。

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MU6022 便は深夜の KLIA をテイクオフ、クアラルンプール近郊の夜景を眼下に望みながら上昇、漆黒の夜空に浮かぶ雲の上へ。
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帰りのフライトは順調だった。
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機窓に朝日が昇る頃、朝食がサーブされた。"Checken noodle or omelette?" と訊かれたので、オムレツをオーダーしたのだが、蓋を開けてみたらスクランブルエッグだった。

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シートモニタ付きの機材でフライトマップを眺めながら機内食を楽しむ朝のひととき。
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朝焼けの空を眺めながらの機内食をいただきながら、楽しかったマレーシア滞在に想いを馳せる。オレンジジュースがついてきたのに、ドリンクサービスでオレンジジュースを頼んでしまったのはご愛嬌という事で。
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日も昇って完全に明るくなったところで、MU6022 便は浦東国際空港にランディング。上海で少し乗継ぎ時間もあることだし、上海市内にでも出てみるか……と思いながら、いつものようにイミグレ目指して歩いてゆく。ターミナル間連絡 MRT の駅構内を歩いていたら、バリ島で火山の噴火があって、帰国便が欠航になって振替便に乗ってきたという一団と一緒になった。どうやら、英語も喋れなければ、入国書類の書き方もわからないという。ビザ免除の申請書類の書き方から、イミグレでの英語のやりとりまで、全てレクチャーしていざ中国に入国させ、さらにランドサイドでの手続きをアシストした。そんなこんなで、本来なら上海市内に出てやろうと思っていたのに、2時間近くもロスしてしまった。これから上海市内に出る時間的余裕はない。まあ、困ったときはお互い様、今回ばかりは仕方ない。もう出国してしまおう。

パスポートコントロールを抜けたら、MRT に乗ってサテライトへ向かう。

サテライトでしばし時間を潰し、セントレアへ向かう MU719 便に搭乗。この旅で最後のフライトだ。シップは浦東国際空港を離陸してすぐに雲の中に突入し、あっという間に雲の上に出た。ここから先は名古屋まで最後のフライトを楽しもう。

離陸して 40 分程が経過して、ミールがサーブされた。

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Beef と Pork を選べたので、Beef を選択したのだが、Pork のほうがよかったかもしれない。そうこうしているうちに、機内のディスプレイに日本入国に向けた案内動画が流れる。MU719 便は徐々に高度を下げ、伊勢湾を望みながら中部国際空港にランディング。楽しかったマレーシアに思いを馳せながら、ボーディングブリッジを渡ってターミナルビルへ。そのまま CIQ を抜け、ランドサイドへ。着陸から 50 分程度でランドサイドに出てこれた。そのまま名鉄特急ミュースカイに乗って帰宅した。

 

そんなこんなで 1 泊 3 日の弾丸旅行ではあったが、クアラルンプールの街を十分に楽しむことができた。旅程はタイトでイレギュラーもあったが、それはそれでまた一興だ。マレーシア随一の大都会、クアラルンプール。また行きたいと思わせてくれる面白い街だった。

*1:マレー語で "Kuala" は川、"Lumpur" は泥という意味

*2:Kuala Lumpur City Central

3泊4日 フィリピン旅行

フィリピンに行ってみよう!

さあ 2024 年の夏が来た……!さあこの夏もやってやりましょう、東南アジアへの超短期バックパッキング!!

……というわけで、いつものごとく航空券をポチッとな。

今回は同行者もいるので、同行者の行きたがっていたフィリピンへ行くことになった。いつものごとくチケットは LCC でリーズナブルに。往路は AirAsia、復路は Cebu Pacific で。諸税込みで往復 28900 円、ハイシーズンにしては結構安かった。

 

気になる治安問題

マニラへのチケットは格安で発券できた。現地で立ちはだかる問題は現地の治安である。強盗やホールドアップなど、不穏な話も耳にするメトロマニラだ。フィリピンは今回が初訪問であり、治安の面では不安でもあったので、メトロマニラ周辺では最も安全と言われている Bonifacio Global City (ボニファシオ・グローバル・シティ); BGC に宿泊することにした。メトロマニラに限った話ではないが、同じ都市でも、エリアによっては治安が大きく異なることは決して珍しいことではない。事前に情報をリサーチし、リスクを抑えた旅程を組むことが大切である。

まずは外務省の海外安全ホームページを確認し、"たびレジ" に登録しておこう。

www.anzen.mofa.go.jp

そして、"Lonely Planet" などの旅行ガイドブックで現地の治安情報について情報収集しておこう。巻き込まれやすい犯罪や危険な地域についての情報は要チェックだ。

 

パッキング

出発の日が近づいてきたところで、パッキングの開始だ。いつもの如く、バックパック 1 つにパッキング。
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東南アジアへの個人旅行は身軽でいい。キャビンバゲージ 1 つ、6.5 kg で収まった。

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私は仕事としてシンガポールに出張することはこれまでに何度もあったが、その際は流石に大型のスーツケースを使用した。現地に持参する仕事関係の荷物は少ないのだが、現地の訪問先への手土産と日本の職場への手土産が多くなってしまい、大型スーツケースでもスペースが半分占領されてしまうのだ。

その点、個人旅行ならパスポート、現金、クレジットカード、衣類、洗面用具、スマートフォン等のガジェット類と充電器、そしてちょっとした小物類*1があれば十分だ。現地で洗濯することさえできれば、この程度の荷物で何泊でもできてしまう。この夏もこのバックパックひとつで、身軽な旅に出掛けよう。

 

1日目

さあ、いよいよ旅立ちの日の朝だ。自宅から最寄り駅まで歩き、同行者と合流。ここから 2 人で青春 18 きっぷ*2で成田空港へ向かう。朝 7 時半頃の電車に乗って、自宅の最寄駅を発つ。電車を乗り継ぎながら、普通列車の旅情を楽しみつつ、成田空港を目指す。

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晴れ渡った青い空の下に広がる、夏の木立や清流といった日本の夏の情景が車窓に流れゆく。日本の夏の原風景を楽しみながら、これからの道中に思いを馳せる。

旅の楽しみといえばグルメである。道中、乗り継ぎで立ち寄った地方のグルメを楽しみながら、ゆったりと成田を目指す。ゆったりとした普通列車の旅を楽しみ、首都圏へと向かう。

車窓に高層ビルやタワーマンションが増えてくると、いよいよ首都圏だ。東京駅からは総武線に乗り換えて成田空港(空港第 2 ビル駅)を目指す。空港第 2 ビル駅には 16 時過ぎに到着。ターミナル間連絡バスに乗って、成田空港第 3 ターミナルへ。今回の搭乗便は AirAsia Zest 運航の Z2 193 便だ。Web チェックインは成田へ向かう列車の中で完了させていたのだが、紙の搭乗券が必要なので、それを発券してもらうために長蛇の列に並ぶ。大規模な国際空港では、チェックインもセキュリティチェックも CIQ も並ぶものだと覚悟しておいた方がよい。待機列に並ぶこと約 40 分、ようやく紙の搭乗券を手に入れた。

第 3 ターミナルのフードコートで晩御飯を済ませる。何かと物価の高い国際空港という立地において、ここのフードコートは比較的リーズナブルに食事ができるからありがたい。

晩御飯を済ませたら、国際線のセキュリティチェックへ向かう。

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パスポートコントロールを通過、搭乗ゲートへ。

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成田空港第 3 ターミナルの 160B ゲートはバスゲートだ。改札を通過したら、ランプバスに乗ってシップに向かう。ランプバスがシップに横付けされた。

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タラップを登り、Z2 193 便にボーディング。LCC ではお馴染みの A320 だ。機内へ進み、機体前方の窓側の席に着席する。LCCにしては珍しい、背もたれが厚いシートだ。

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"Ready to departure." のアナウンスが流れ、セーフティインストラクションが始まる。セーフティインストラクションが終わるとプッシュバック開始。さあ、いよいよ成田から出発だ。

第 2 ターミナルの建物と数多のシップを眺めながら、Z2 193 便は誘導路をゆっくりとタキシング。RWY 16R へと進入し、夜の成田空港を飛び立った。

離陸後のZ2 193 便は低めの高度を飛び、機窓には房総半島の夜景が広がる。雲に隠れることなく、日本の美しい夜景を堪能することができた。離陸後しばらくは低い高度を飛び続けたが、7 分程してようやくエンジン出力を上げ、本格的に上昇を始めた。

フライトは順調で、途中で大きく揺れることもなく、マニラに向かってほぼ一直線に飛んでいった。

夜間飛行の機内に、キャプテンからのアナウンスが流れる。マニラに向けて降下を開始した旨と、現地の天気が知らされる。そうそう、このアナウンスが現地到着への期待を高めてくれるんだよ。

そうこうしているうちに、Z2 193 便は徐々にアルティチュードを下げてゆく。降下を続けていると、機窓に突如として煌びやかな夜景が飛び込んできた。

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おそらくこれがメトロマニラ近郊の夜景だろう。流石、フィリピン最大の大都会だ。

Ninoy Aquino (ニノイ・アキノ)国際空港(Ninoy Aquino International Airport; NAIA) には予定よりも 30 分ほど早くランディング。長かった 1 日目、目的地のメトロマニラはすぐそこだ。

NAIA へのランディングは定時の 30 分前だったが、誘導路上でホールドを食らって、スポットインは定時の 5 分前になってしまった。

ついに待望のドアオープン。ボーディングブリッジを渡り、CIQ へ向かう。

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CIQ への通路には、フィリピンではお馴染みの乗り物、Jeepney (ジープニー)が展示されていた。
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さあ、いよいよフィリピンに入国しよう。フィリピン最大の国際空港だけあって、深夜にもかかわらず、イミグレに 20 分程並んだ。

CIQ をクリアして、ランドサイドへの出口を通る。
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初めて訪れる国で、エアサイドからランドサイドへ出る瞬間の高揚感がたまらない。
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空港の外に出る前に、日本円からフィリピンペソへの両替をしておく。NAIA のターミナル内にある外貨両替所のレートは、マーケットレートとそれほど大きな差はなく、結構レートが良いので、何ヶ所か両替所を回ってみて、最もレートが良いところで両替すればそれで十分だ。
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ライドシェアサービスの Grab を利用して、サクッと宿へ向かう。Grab は事前に料金を確認してから乗車できるシステムになっており、初めての国でも安心だ。今回は日本円で 1000 円程度であった。NAIA3 から乗った Grab Car は深夜の交通量の少ないメトロマニラのバイパス道路を駆け抜ける。深夜に空港からホテルへと向かう車内から眺める街並みに心を躍らせつつ、BGC へと向かう。深夜 2 時頃、Grab Car は BGC エリアに入った。明らかにこれまで眺めてきた車窓とは異なる、マニラとは思えないほど整然とした美しい街並みが出迎えてくれた。

BGC 北部にある iHotel Uptown BGC に到着、Grab Car を降りてこのホテルに投宿。今回はこの宿に 3 泊することになっている。

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チェックインを済ませて、アサインされた部屋へ。客室は普通のツインルームだ。
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快適なソファもある。

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旅行者には嬉しいハンガーラックも完備。
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洗面台とトイレも問題なし。
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シャワーは東南アジアでお馴染みのオーバーヘッドシャワー。

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シャワーを浴びて、ベッドにダイブする。旅の初日、ホテルにチェックインして寝るまでのこの時間が海外旅行に来ているんだという実感を掻き立ててくれる。これまでの道中に思いを馳せながら、ベッドでゆったりと休むことにした。

……あっ、パジャマ持ってくるの忘れてたわ。

 

2日目

翌朝は少し遅い活動開始だ。部屋のシャワーブースで洗濯を済ませて、おもむろに外に出る。海外旅行2日目、現地を闊歩し始めるときの高揚感といったら筆舌に尽くしがたい。 

整然とした BGC の街並みに照りつける真夏の太陽が眩しい。日本も夏だが、こちらフィリピンも夏なのだ。
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整然とした街路を歩き、フィリピンで人気 No.1 のファストフードチェーン、Jollibee (ジョリビー)へ向かう。今日はここでブランチにしよう。

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なんか可愛いキャラクターのいるエントランスから店内に入り、オーダーを通す。フィリピンで初めての食事、Jollibee の SUPERMEAL をいただきます!
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追加料金を払って、チキンをスパイシーチキンに、ドリンクをパイナップルジュースに変更したのだが、これが大当たりだった。チキンはサクサクで美味しいし、パイナップルジュースもフルーティーで最高だった。日本国内ではマクドナルドのようなお店にはほとんど入らないのだが、海外の現地ローカル店なら入ってしまう不思議。これも海外旅行の味なのだ。たまにはこういうのも悪くはないだろう。

さて、ブランチを済ませたら散策再開だ。街中のバス停から BGC Bus に乗る。

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Ayala 駅まで出て、そこから都市鉄道の MRT-3 に乗る。

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車両の見た目は路面電車のようだが、専用軌道を走るマニラのMRT 3 号線(MRT-3)で Taft Avenue (タフト通り)駅へ。MRT-3 の Taft Avenue 駅は、LRT 1 号線(LRT-1)の EDSA*3 (エドサ)駅と連絡橋で繋がっているので、それを渡れば乗り継げる。

EDSA 駅から LRT-1 に乗って Central Terminal 駅へ。

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駅から出て 10〜15 分ほど歩けば、Intramuros に到着だ。

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いかにも歴史のありそうな門をくぐり、城壁の中へと入る。
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Intramuros の歴史ある街並みを散策しながら、目的地を目指す。
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スペイン統治時代の面影が残る、風情ある街並みだ。ただ、東南アジアの雑多な雰囲気も随所から感じられる。ヨーロッパを歩いているのか、東南アジアを歩いているのか、よくわからなくなってくる。
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続いては、Cathedral of Manila (マニラ大聖堂)へ。
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歴史ある大聖堂の中は荘厳な雰囲気であった。
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Cathedral of Manila のすぐそばにある The Palace of the Governer もなかなか素晴らしい建物だ。

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歴史ある Intramuros の街並みの中、さらに歩みを進めて、Fort Santiago (サンティアゴ要塞)へ。

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これまでの狭い雑多な路地とは明らかに雰囲気が変わり、広大な敷地が広がっている。要塞というからには軍事施設の筈なのだが、至る所に軍事施設とは思えぬほどに優美な装飾が施されている。
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かつてこの地を統治したスペインが、外敵からの防衛のためにマニラ湾に面するこの地に造営したのが、この Fort  Santiago だ。地形を味方につけた天然の良港であるからこそ、Fort Santiago が守りの堅い要塞として機能し、Intramuros が城壁都市として発展してきたのだ。

Fort Santiago から Intramuros の街並みを望み、スペイン統治時代のマニラの歴史に想いを馳せる。

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それから時は流れ、2024 年になってもこの城壁都市はマニラの地に残っている。今もなお発展を続けるフィリピン最大の大都会、メトロマニラの一角に、激動の世界史の舞台にもなった Intramuros が残っているのだ。

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要塞とは思えぬほどに優美な姿の Fort Santiago を後にし、Intramuros の風情あふれる通りを歩き、南へと向かう。
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程なく、世界遺産にも指定されている San Augstin Church (サン・アウグスティン教会)に到着。

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現存する石造りの教会としては、フィリピン最古のものだ。規模こそ Cathedral of Manila には敵わないが、造りは堅牢かつ優美で、世界遺産に登録されるだけのことはある。

San Augstin Church のすぐそば、Casa Manila へ。

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Casa Manila は歴史あるコロニアル様式の邸宅で、結構素敵な雰囲気を醸し出している。かれこれ 2 時間半ほど Intramuros を散策したが、メトロマニラに残る美しい建築を十分に堪能することができた。

さて、この歴史ある城壁都市の街歩きを十分に楽しんだので、明るいうちにBGC に帰ることにしよう。Central 駅まで歩いて戻り、LRT-1 に乗って EDSA 駅へ。

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EDSA 駅と Taft Avenue 駅を繋ぐ連絡通路から、夕暮れ迫る Baclaran 一帯を望む。これぞ東南アジアの街の夕暮れといった雰囲気だ。

Taft Avenue 駅から MRT-3 に乗って Ayala 駅へ。Ayala 駅からは BGC Bus に乗って BGC へ帰ってきた。

せっかく BGC に宿をとっているのだから、夜の BGC を散策してみようじゃないか。やはり BGC は煌びやかな雰囲気だ。しかも、夜になるとその煌びやかさがより一層引き立つのだ。
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煌びやかな夜の BGC の中でも群を抜いているのが、Uptown Mall だ。
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規模もさることながら、イルミネーションとライトアップが洗練されていて圧倒される。この煌びやかな Uptown Mall の 2 階にある Fely J's Kitchen で晩御飯にしよう。

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店舗横には、創業者の母親である、Felicidad de Jesus-Cruz さんの写真が飾られている。

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どうやら彼女のレシピを再現した料理を提供しているらしい。早速入店しよう。
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オーダーしてからしばらくすると、我々のテーブルに料理が運ばれてきた。

こちらは Lumpiang Sariwa という野菜料理。

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Lumpiang Sariwa はクレープのような生地で野菜をふんだんに巻いた、春巻きのような料理だ。フレッシュな味わいが南国に来た実感を引き立てる。

こちらは Pina Rice という米料理。
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Pina Rice は鶏肉とパイナップルがふんだんに入ったピラフのような米料理。トロピカルな雰囲気の味わいで、これがなかなか美味しかった。

こちらは Binagoongang Baboy という豚肉料理 。

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Binagoongang Baboy は豚肉と野菜に味がしっかりとついていて美味しかった。

さて、思う存分フィリピン料理を堪能したので、モールを軽く回ることにしよう。まずは、パジャマを持ってこなかったので、パジャマとして使うボトムスを H&M で買った。異国の地で服を買うのも悪くない。その後は、モール内のスーパーマーケットへ。現地の飲み物やスナックを買い出してから歩いてホテルに戻る。BGC は治安が良く、中心部は夜間でも問題なく徒歩で外出できる雰囲気であった。

ホテルの部屋に帰着後、シャワーを浴びて軽く一杯。ライチフレーバーの San Miguel は飲みやすくて美味しかった。

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3日目

翌朝もメトロマニラの街歩きだ。まずはMakati でショッピングを楽しむことにした。BGC から BGC Bus に乗って Makati へ。Ayala 駅周辺のこのエリアには近代的な大型ショッピングモールが数多く並び、メトロマニラ屈指のショッピングエリアになっている。

まずは Ayala 駅直結のモール内で朝食を。

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シンガポールでお馴染みの Ya Kun Kaya Toast でカヤトーストと KOPI-C を。カヤトーストのチェーン店で、シンガポール出張の際は何度か足を運んでいたお気に入りのお店。カヤジャムとカリカリのトースト、ロブスタ種の濃いコーヒーに練乳を加えた KOPI-C ……これぞシンガポールの朝だ。いや、ここフィリピンだけどな。

フィリピンでシンガポールの味を満喫したあとは、ショッピングモール巡りだ。まずは書店へ向かい、自分で使う英文法・語法の本(勿論英語で書かれている)を買った。

巨大ショッピングモールが連なっているこの一帯の街区は大変綺麗に維持されており、モール間の連絡橋からは整然とした Makati の街並みを望むことができる。

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Makati の巨大ショッピングモールのうちの 1 つ、Greenbelt へ。
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Greenbelt は庭園を取り囲むように作られていて、歩いているだけでも楽しいモールだ。

続いては Glorietta へ。
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こちらはとにかく広いモールだ。いくつもの棟が連なっている。その中の papemerloti にて雑貨を購入。

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ショッピングを終え、Ayala  駅前のバス乗り場から BGC Bus に乗ってBGC に戻る。
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BGC でもショッピングモール巡りを続けよう。続いて訪れたモールは、MARKET! MARKET! という大型ショッピングモール。
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Uptown Mall ほどの華やかさはないが、庶民派の大規模モールである。ここのフードコートでランチにしよう。私は魚メインの Bangus with Guray をセレクトした。

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バンガスはカラッと揚がっており、絶品だった。BGC の街中を散策し、日も暮れてきたので、Uptown Mall の Fely J's で軽くスイーツとカクテルを楽しむことにした。

カクテルは pinacolada を。

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甘くて美味しいが、アルコールは結構強め。

スイーツは Claude's Dream を。

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冷たくて甘いバニラアイスと、甘さ控えめなゼリーのマリアージュ。異国の地の洒落たお店でこういう時間を過ごすのも悪くない。

素敵なカクテルとスイーツを満喫したあとは、モール内で手土産を物色する。職場の同僚へのに渡すのに良さげなチョコレートを買った。

手土産を確保したあとは、名残を惜しむように夜の BGC を歩き、ホテルに帰った。さて、明日の朝は早朝便で帰国だ。帰国の準備を整え、ホテルで仮眠をとることにしよう。

 

4日目

帰国の日の朝は早い。深夜2時、スマートフォンのアラームで起床。荷物をまとめて、ホテルからチェックアウト。フロントでチェックアウトの手続きをしながら Grab を手配して、チェックアウト完了とほぼ同時に NAIA3 へ向かう Grab に乗り込む 。

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まずは 5J 5004 便にチェックイン。これがまた長蛇の列で、しかもなかなか進まない。結局、1 時間並んで、ようやく搭乗券を発行してもらえた。

さて、フィリピン最後の食事は Jollibee で。空港価格なのは仕方ない。
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フィリピンへの名残を惜しみながらパスポートコントロールを通過し、ボーディングゲートへ。
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5J 5004 便にボーディング。LCC には珍しい大型機での運航だ。

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名残を惜しみながら、NAIA からテイクオフ。
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今回の帰路のフライトでは、窓側の横並び3列を独占できた。横並び3列独占は初めての経験だったのだが、本当に快適だ。窓側から通路まで誰もいないため、気兼ねなくくつろげる上に、横になって寝ることだってできるのだ。景色を見たり横になったりして、ゆったりとしたフライトを満喫する。揺れも少なく、一面に広がる青空を眺めながらの優雅なフライトだ。

やっぱり大型機でのフライトは良いものだ。機内は広々としていて窓側の席でも圧迫感が少なくて快適だし、今回のような3列独占の可能性だって上がるのだ。

そんなこんなで LCC とは思えない快適なフライトをエンジョイしたのち、成田空港に着陸。今回の旅で使ったのは LCC の格安チケットなのだが、満席の FSC よりも圧倒的に快適なフライトとなった。

ピカチュウに出迎えられてパスポートコントロールへ。

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パスポートコントロールを通過、無事に帰国完了。そのまま空港第2ビル駅から成田線に飛び乗った。

帰国はしたものの、旅はまだ終わらない。ここからは青春18きっぷで地元へと戻るのだ。まずは東京駅へ戻り、上野東京ラインで地元へ向かって帰途につく。その後、関東地方の大雨で列車が遅延し、乗り継ぐ予定の列車に間に合わず、大幅に遅れての地元への帰着となった。これもまた一興だ。この程度のトラブルがあってもあまり気にしない。どうせもう日本国内に帰ってきたのだから、少し待てばどうにだってなる。すっかり暗くなった車窓を眺めながら普通列車に揺られ、予定よりも 3 時間ほど遅れて自宅の最寄駅に到着した。

今回の旅では、BGC にリーズナブルに滞在しながらも、近代的な街並みと歴史的な街並みの同居するメトロマニラを楽しむことができた。マニラの治安を不安に思うかもしれないが、場所と時間を適切に選べば、他の東南アジア諸国と大して変わらないレベルの旅も実現可能だ。少なからず、最低限の注意を払ってBGC 内にいる限りは、それほど心配する必要はないだろう。歴史ある街並み、雑多なマーケット、洗練された街区に立ち並ぶ巨大ショッピングモール……様々なものが混在するメトロマニラの旅を是非とも楽しんでみていただきたい。

*1:筆記具、小型ポーチ、S 字フック、洗濯用品等

*2:JR 各社の普通列車が 1 日乗り放題となる期間限定の特別企画乗車券

*3:Epifanio de los Santos

特典航空券で秋田発着ソウル経由大阪旅行

大阪へ行こう!

大阪に行きたい……年度末のある日、ふとそう思った。

タコ焼き食べて、大阪ステーションシティにも行きたい。

そう思ったのが、2024 年 3 月末のことであった。

仕事の都合もあるので、仮に大阪に行くとしたら、今年 2024 年のゴールデンウィークであろう。

ふと、結構なANA マイルがエクスパイア直前であることに気づいた。ただ、ゴールデンウィーク期間中は特典航空券の争奪戦はなかなか厳しく、そう簡単には取れそうにもない。東京や大阪と地方を結ぶフライトは、里帰りの旅客でほとんど満席だぞ……国際線なら少しは空席もあるらしいけど……

……待てよ?

国際線……?

国内線がダメなら、国際線に乗ればいいじゃん!

日本から韓国まで行ける程度のマイルはあるから、仁川でトランジットして大阪向かえばいいじゃないか?!

ポチッとな。

相変わらず国際線航空券を衝動買いするのかこの人は……とか言わないで。今回はマイレージを特典航空券に交換しただけだから。

……というわけで、このような旅程を組んでみた。

 

秋田空港→羽田空港
羽田空港→仁川空港
(ソウル観光)
仁川空港→関西空港
(大阪観光:関西→伊丹はサーフェスセクタ)
伊丹空港→秋田空港

 

相当に crazy な旅程だが、あまり気にしてはいられない。ゴールデンウイーク期間に無料航空券*1で大阪に行けるというのだ。しかも、大阪に行くついでに、韓国にも行けるのだから、文句など言っていられない。

更には、大韓航空がアシアナ航空を吸収合併する方針だというニュースも伝わっている。この合併が実現してしまえば、アシアナ航空のフライトには、ANA マイルでは乗れなくなってしまう可能性も出てくる。いや、それ以前にアシアナ航空そのものがなくなってしまうかもしれない。今のうちにアシアナ航空に乗っておくのも悪い選択肢ではなかろう。

……というわけで、アシアナ航空を使って、秋田発着の大阪旅行を決行することにした。

 

1日目

ゴールデンウィーク前半のある晴れた日。小型スーツケースを引いて秋田駅前へ。

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秋田駅から秋田空港へは秋田中央交通のリムジンバスで向かう。秋田空港は秋田市内中心部からは結構距離があり、40 分ほどかかって到着した。

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国際線乗り継ぎカウンターにてボーディングパスを発券してもらい、チェックインバゲージを預け入れる。
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ターミナルビル 2 階へ上がる。

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秋田空港から伊丹行きのフライトは出ているにもかかわらず、何故か羽田空港へ飛ぶ。

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ドアクローズしてからは 10 分ほどでランウェイへ。すっかり暗くなった秋田空港からテイクオフ。

東京へのフライト中は乱気流による揺れが予想されるとして、機内のドリンクサービスは中止となってしまった。ドリンクのかわりにキャンディがサーブされた。

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ドリンクサービスのビーフコンソメスープを楽しみにしていたのだが、仕方ない。途中、小刻みな揺れはあったものの、羽田へは快適なフライトとなった。

千葉県の夜景を眺めつつ、東京湾上空から羽田にアプローチし、D 滑走路にランディング。羽田空港第 2 ターミナルのサテライトに到着。サテライトから本館までは、バスで移動した。

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第 2 ターミナルに降り立ったのは久しぶりだ。さて、ここからは第3ターミナルへ向けて移動しよう。
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ターミナル移動(T1/2 -T3)を伴う国際線乗継ぎ旅客は、東京モノレールか京急に無料で乗車できる。

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幾度となく利用しており、勝手知ったる第 3 ターミナル。間違いなく第 1 や第 2 ターミナルよりも数多く利用しているターミナルだ。とりあえず、次のフライトのチェックイン待機列に並ぶ。

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深夜だというのに、かなりの大混雑だ。流石、24時間運用の国際空港だけある。待ち時間は長いが、乗り遅れるほどではない。気長に待つことにしよう。

 

2日目

日付が変わったあたりで、OZ177 便へのチェックインが完了。これから大阪に向かうというのに、何故かパスポートコントロールを通過して、免税店が軒を連ねるインターのエアサイドへ出る。ラウンジでも入ってゆったりしようとも思ったが、時間に余裕がないので、そのままゲート付近で待っていることにした。

108A ゲートから OZ177 便にボーディング。
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シップは A321、指定された座席へ。

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残念ながら、搭乗した機体のエコノミークラスの座席にシートモニタは搭載されていなかった。
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国際線とはいえ、短距離路線だから仕方ない。

深夜の羽田空港からテイクオフ。東京湾をぐるりと周回して高度を上げる。短距離の国際線では離陸後すぐに機内食が提供されるのが筋だが、乱気流のため、しばらくサービスを中断するとのアナウンスがあった。離陸して40〜50分ほど経って気流が安定したところで、機内食がサーブされた。

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この深夜にまさかのカツ丼だ。短距離国際線にミールを選択できる余地などなく、有無を言わさずカツ丼がサーブされるのだ。こうなったら、深夜のカツ丼をエンジョイするしかない。フルーツミールをプリオーダーしておけばよかったかなぁ?まあ、カツ丼は美味しかったから良いけど。

夜食を終えて、再びドリンクサービスが回ってきたので、ホットコーヒーをいただいた。深夜の短距離便なのにフルサービスの機内食とドリンクサービスがあるのか……。到着まで軽く寝ることにしよう。

"Prepare for Landing." とのアナウンスで目を覚ますと、機窓には韓国の街並みが広がっていた。20 分ほどで仁川空港にランディング。ボーディングブリッジを渡ってターミナルビルへ。乗継案内に出てくるフライトの行き先に日本の地方空港が多いのは、仁川空港ならではだ。

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お馴染みの長い通路を歩き、パスポートコントロールへ向かう。

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CIQ をサクッとクリアし、大韓民国に入国。最低限の両替を済ませ、空港直結の A'REX の駅へ。

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ここから A'REX に乗って雲西(ウンソ)駅へ向かう。

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雲西駅で下車。

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異国の地で浴びる朝日は最高だ。
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数分ほど歩いて、宿泊先のホテルへ向かう。チェックインするわけではないが、荷物をホテルに預けてしまおう。

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雲西駅から再び A'REX に乗ってソウル中心部を目指す。雲西駅に急行列車は止まらないので、各駅停車でソウルを目指す。各駅停車とは言っても、そこそこスピードは出すので、1 時間ほどでソウル駅に到着できる。

ソウル駅に到着後は、何本もエスカレータを乗り継いで、地下深くから地上に出る。地上では近代的なソウル駅の駅舎が出迎えてくれる。

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新駅舎の隣には、赤煉瓦作りの旧駅舎も保存されていた。
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さて、せっかくソウルに来たのだから、明洞にでも向かってみよう。首都圏電鉄4号線に乗って明洞駅へ。

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明洞駅から地上に出る。
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明洞の街へ繰り出そう。明洞界隈にある両替商で追加の両替を済ませる。街中の両替商は空港よりレートが良いことが多いので、空港での両替は最小限にしておくのが良い。

言わずと知れた韓国コスメの聖地、OLIVE YOUNG へ。

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ここで関係各所への手土産を調達する。韓国コスメやらOLIVE YOUNG のプライベートブランドのお菓子やらをまとめ買い。免税条件を満たしてしまったので、パスポートを提示して免税手続きも済ませてもらった。

あちらこちら歩き回り、お昼も近くなってきた。よし、そろそろ昼御飯にしよう。明洞から丘の上へと歩き、ミシュランガイドにも掲載されたビビンバの名店、モンミョクサンバンへ。

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丘の上に佇む、赤煉瓦風のお洒落な建物に入ると、既に行列ができていた。券売機でオーダーを通して、しばらく並んだのちに席に通された。今日のランチはプルコギビビンバプをいただきます。
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素材の質が良いのか、肉も野菜もとても美味しい。そりゃミシュランガイドに掲載されるわ。

食後は丘の下へと降りてきて、再び明洞界隈を散策。

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明洞界隈の大通りを歩く。

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LOTTE 系列のショッピングビルが立ち並ぶ。

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明洞のショッピングストリートを散策する。

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明洞はこの辺りにして、他のエリアも散策してみよう。とりあえず地下鉄に乗って梨泰院(イテウォン)駅へと向かう。

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地下鉄から降りて、梨泰院の路地を歩いてみることにした。

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単なる路地……というか、丘の上の住宅街だった。そのまま丘を越えて歩き続けていたら、漢江沿いまで出てきてしまった。

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ここから梨泰院に戻るのも大変なので、漢江沿いの大通りを歩き、漢南駅から京義・中央線の列車に乗って龍山駅へ。ここで1号線に乗り換えてソウル駅へ向かう。龍山駅からは 10 分ほどの乗車でソウル駅に到着。

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ソウル駅の長距離列車ホームはあたかもヨーロッパのターミナル駅のようだった。

ソウル駅直結のロッテアウトレットやらロッテマートやらを回ってみたが、あまり欲しいものはなかった(というか、今回の旅行はショッピングが目的ではない)ので、単なる店舗巡りになってしまった。ただ、ロッテマートはハイパーマーケットだけあって、現地の食材を買い込むのに困りはしないだろう。

せっかくなので、ソウル駅から南大門市場まで歩いてみることにした。地下鉄ではソウル駅から明洞駅まで 2 駅あるのだが、高架の遊歩道 "ソウル路 7017" を歩いていたら、あっさりと南大門市場に着いてしまった。市場内を歩いてみたが、食べたいものにも巡り会えなかったので、そのまま明洞まで歩いてみることにした。
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明洞のマクドナルドの 2 階席でアイスコーヒーを飲みながら、ガイドブックを片手に夕暮れを待つ。利用客があまりいなかったので、明洞の街並みを大きな窓から眺めながらゆったりと過ごすことができた。

辺りも暗くなり始めたので、夕暮れ迫る明洞界隈を散策。
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さて、日も暮れてきたので、これからは夜のソウルを満喫しよう。

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やはり韓国の首都だけあって、街の明かりは煌びやかだ。

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高架の遊歩道から、美しくライトアップされたソウル駅の旧駅舎を望む。
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モダンな遊歩道のライトアップと、クラシカルなソウル駅旧駅舎のライトアップのコントラストが面白い。ソウルの夜景を思う存分堪能することができた。

さて、明日の朝は早いので、早めに宿に帰ろう。ソウル駅から 1 時間ほど A'REX に乗って、仁川の雲西に戻ってきた。

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足早にホテルにチェックイン。

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翌朝は早い時間帯のフライトで大阪に向かうので、早いところシャワーを浴びて寝ることにした。おやすみなさい。

 

3日目

さて、今日は大阪へ向かう日だ。朝早く起きてホテルからチェックアウト。雲西駅から A'REX の始発で仁川国際空港へ。そのまま出発ロビーへ上がり、アシアナ航空のセルフチェックイン端末でチェックイン。

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バゲージドロップでスーツケースを預け入れ、パスポートコントロールをクリアし、エアサイドへ。エアサイドでは韓国のコンビニエンスストア、CU やら GS25 やらを見物して時間を過ごす。

6 番ゲートの改札を通過すると、この旅の目的地、大阪に向かう A350 のシップが目前に。

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目的地の大阪に心を躍らせ、OZ112便 に搭乗する。

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ワイドボディ機だけあって、機内の設備は充実している。念願のシートモニタも搭載されていた。

関西空港までのフライトタイムは仁川空港を離陸してから約 90 分、国際線としては短めのフライトだ。朝の混雑した仁川空港の誘導路を 25 分ほどかけてタキシングしたのちに離陸した。

離陸したシップは仁川の島々を眺めながら上昇し、東へ進路を取る。韓国東部の江陵の上空あたりで機内食がサーブされた。
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本日のメニューは、"Miso Cream Chicken with Rice" で、ドリンクはオレンジジュースをチョイス。

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チキンはジューシーに仕上がっており、結構美味しかった。

食事を終えてゆったりと寛いでいると、あっという間に関西国際空港に向けて降下を開始。見慣れた景色が機窓に広がって、関西国際空港にランディング。第 1 ターミナルの17番スポットにスポットイン。降機してボーディングブリッジを渡り、CIQ を通過し、ランドサイドへ。ようやくこの旅の目的地、大阪だ。せっかく大阪に来たのだから、551蓬莱の豚まんを食べておきたい。関西空港の第1ターミナルにもお店があるので、そこで買うことにした。

551蓬莱の豚まんをエンジョイしたら、大阪市内へと向かう。関西空港駅からラピートに乗って、なんばを目指す。

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快適な空間でゆったりと過ごす。

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ゆったりと寛いでいたら、あっという間に南海難波駅に到着だ。ラピートを降りてなんばの街へと繰り出そう。

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大阪といったらやっぱり粉モノだ。たこ焼きの有名店、わなかに並ぶ。

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結構並んで、焼きたてのたこ焼きを手にした。
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ふわふわであつあつの生地の上で踊る鰹節。これぞわなかのたこ焼き、最高だ。

たこ焼きを堪能したら、道頓堀へ。やっぱり道頓堀はいいものだ。
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水都大阪、雨の日だって悪くはない。ミナミの街を気の向くままに散策する。

ミナミを満喫したら、電車に乗って大阪駅へ向かい、大阪ステーションシティへ。
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どことなくヨーロッパのターミナル駅を彷彿とさせる大阪駅のコンコース。
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京都在住時代に幾度となく訪れた、勝手知ったる駅。LUCUA 1100 に入っているショップを巡る。

せっかくなので、晩御飯は大阪で済ませておこう。LUCUA に入っているロマン亭で大阪肉飯重をいただきます。
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関西は牛肉の文化圏だけあって、やっぱり牛肉の料理が美味しい。この肉飯重は上品で味わい深い味付けだった。

そうこうしているうちに、そろそろ秋田へと飛ぶ時間だ。梅田駅から阪急電車で蛍池駅へ向かう。蛍池駅で大阪モノレールに乗り換え、数分間の乗車であっという間に伊丹空港へ。

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伊丹空港はいつの間にかリニューアルされていて、制限区域内にもショップやフードコートができていた。まるで国際線の免税店エリアみたいだ。

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ランプバスでシップへ向かう。幾度となく乗った Q400 に搭乗。

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揺れも少なく、安定したフライトだ。ドリンクサービスでは、 ANA オリジナルビーフコンソメスープをいただいた。

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上空でいただく ANA オリジナルビーフコンソメスープは優しく甘い味わいで、空の旅にぴったりだ。

美味しいスープをゆったりと楽しんでいたら、山形県から秋田県内陸部へと入り、秋田空港へ降下を開始した。ほどなく秋田空港に着陸。

復路の伊丹空港から秋田空港までの所要時間はおよそ1時間35分だった。往路の秋田空港から伊丹空港までの所要時間は乗り換え時間を含めないで5時間40分*2だったから、かなり早いぞ?!もしかして、直行便と経由便にはとんでもない差があるのか?!

バゲージクレームでスーツケースを受け取って、秋田中央交通のバスに乗る。
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すっかり暗くなった夜の道を走り、30 分ほどで秋田駅に帰着。
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楽しい弾丸大阪旅行(韓国経由)は無事に全日程を終了した。

 

FSC の国際線特典航空券は最高だぁ!

今回は大阪旅行するのに国際線を使うという、なかなかに crazy な旅程を立ててそれを決行してしまったのだが、思いのほか楽しむことができた。確かにスケジュール的には弾丸旅行なのだが、FSC ならではの余裕があるため、LCC 利用の弾丸旅行とは安心感がまるで違う。しかも、この余裕ある弾丸旅行を無料の特典航空券で楽しむことができたのだ。もう最高というほかないだろう。

*1:燃油サーチャージと諸税は実費精算が必要

*2:プッシュバック開始からスポットインまでの所要時間:秋田→羽田 1時間20分、羽田→仁川 2時間20分、仁川→関西 2時間

地方発着1泊4日タイ旅行

COVID-19 パンデミックと儚く散った夢

東南アジア……その中でもタイに行きたい……そう思ったのが2019年の夏のことだった。

Lonely Planet*1を読んで Khao San(カオサン)通りに憧れた。ローカル食堂で絶品トムヤムクンを味わいたいと思った。壮麗なるバンコク中央駅の駅舎を眺めたいと思った。そう思って、Scoot でバンコク行きのチケットだって取っていた。

しかし、その夢は儚くも潰えた。2020 年初頭からの COVID-19 のパンデミックを受け、泣く泣くキャンセルすることにした。

それから 3 年の月日が流れ、日本では COVID-19 の感染症法上の位置付けが 5 類感染症に移行され、職場で課されていた個人に対する県外および海外への移動制限も解除された。しかし、航空需要の増大と円安が相まって、国際線の航空券もだいぶ高くなってしまった。いつかはタイに行ってみたい……そんな思いを抱きながら日々を過ごしていた。

しかし、東南アジアへの思いは諦めきれず、粘りに粘ってチケットのサーチを続けた結果、2023 年秋には、なんとか休日と格安チケットをゲットし、ベトナムに行くことが叶った。そのときの詳細は下記記事にまとめてあるので、参照していただきたい。

medicalengineer.hatenablog.jp

 

ベトナム、楽しかった……!めっちゃ楽しかった……!東南アジアってこんなにも楽しかったのか……?!だったら、やっぱりタイにも行きたい!!

タイへの渡航を夢見る日々は続いた。暇さえみつけては、格安航空券をサーチし続けた。価格と日程、両方を満足するチケットはそう簡単に出てくるものではない。それはわかっていた。だが、いつかはきっとチャンスが巡ってくる……そう信じてサーチする日々は続いた。

 

まさかの1か月前に発見&発券

運命の日は突然やってきた。いつものように、趣味の一環として海外航空券をサーチしていたら、居住地の最寄りの空港からバンコク行きのチケットが 3 万円台後半でヒットした。現地滞在時間やコネクションの時間など、旅行条件の最適化を進めていったところ、諸税・手数料込みで 38,070 円だという。

仕事に余裕がある時期のチケットだったので、日程調整はしやすかった。職場カレンダー上の 3 連休の後に代休を 1 日追加して 4 連休を仕立て上げれば、バンコクへ旅立つことができるぞ……?!しかも、東京発着ではなく、著者の地元の空港からの発着でこの値段だ。しかも、LCC ではなく FSC のチケットだ……機内食も出るし、荷物を預けることもできるぞ?!めっちゃ安くないか?!

はい、ポチッとな。

本当にバンコク行きのチケットが手に入ってしまった。毎度のことながら、航空券を衝動買いする人間って頭がおかしいと思う。自分のことだけど。

 

今回のチケットは、地元の空港から上海の浦東(プドン)国際空港経由でバンコクの Suvarnabhumi(スワンナプーム)国際空港への往復ルートだ。中国東方航空のフライトが 3 便、上海航空のフライトが 1 便だが、全てのフライトを中国東方航空の便名(上海航空運航便は中国東方航空とコードシェア)で買っている。

 

航空券を手配したら次は宿泊の手配だ。1 泊目は Suvarnabhumi 空港に到着するのが日付が変わった後になるので、空港近くで格安ホテルを探すことにした。Suvarnabhumi 空港の近くには格安ホテルが多くあり、深夜着でも宿泊に困ることはそれほどないと思われる。今回は The Phoenix Hotel Bangkok を選択した。

phoenixhotelbangkok.com

2泊目はバンコクを思いっきり堪能したいので、格安とまではいかないものの、そこそこのクオリティでありつつも、お手頃な宿泊費で交通アクセスも良いホテルを探すことにした。

色々と候補は見つかったが、BTS の Phra Khanong 駅近くの Hope Land Hotel Sukhumvit 46/1 というホテルにした。日本のビジネスホテルよりは豪華な内装で清潔な客室でありながらも、宿泊費が比較的安く、コストパフォーマンスに優れたホテルだ。

hopelandhotel.com

例によって荷物はコンパクトにしたが、今回はそこまでシビアに切り詰める必要はない。今回は往復ともレガシーキャリア利用なので、チェックインバゲージも無料で利用できるからだ。3 月の東南アジア旅行ということもあって、日本と現地の気候が大幅に違うことから、どうしても衣類が多くなってしまう。衣類は多めに準備したうえで、キャビンバゲージの枠に収まるようにパッキングした。

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旅程上、往路だけ身軽にできればそれでいいのだ。職場に手土産を買わねばならないので、復路はバックパックを預け入れよう。

 

1日目

いよいよ出発の当日だ。電車とバスを乗り継いで最寄りの空港へ向かう。空港に着いたところ、フライトのチェックインは出発時刻の 2 時間前に開始だという。大都市の空港からのインター*2であれば出発の 3 時間前が相場だろうが、小さな地方空港だから 2 時間前なのか。ドメ*3みたい。

しばらくラウンジで時間をつぶし、出発 2 時間前、チェックイン開始時刻になったところでチェックイン待機列に並ぶ。チェックインが完了したら出発ロビーで暫し時間をつぶし、いよいよ出発だ。セキュリティチェックを抜け、パスポートコントロールをサクッと通過。地方空港だから、出国後エリアに広大なコンコースが広がっているわけでもなく、基本的には単なる待合室だ。小ぢんまりとした免税店があるが、単なる売店のような雰囲気である。これから海外に行くというのに、感覚としてはそんな雰囲気が全くない。ドメみたい。

ちなみに、イミグレを通過するタイミングで隣に並んでいた見ず知らずの日本人旅行客から、色もサイズもまったく同じバックパックをお持ちですね、と声を掛けられた。いつも私が旅の相棒に選んでいるバックパック "CABIN ZERO" は、機内持ち込み手荷物だけで旅をするために設計された代物なのだ。だからこそ、同じ思いで旅に出ている人と出会えてちょっぴり嬉しくなったのは内緒だ。

搭乗したシップは A319 だった。シートモニタもなければ、背面テーブルも単純な構造だ。ドメみたい。

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能登半島上空を西へ飛ぶ。

機内食がサーブされた。

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機内食が出たところで、ようやくこのフライトがインターだと実感する。気になる機内食の味はというと、意外にも美味しかった。

なお、中国東方航空のフライトでは、エコノミークラスのドリンクサービスに酒類は含まれない模様であった。青島ビールでも飲もうかと考えていたけど、それは叶わなかった。美しい日本の空を眺めながら、機内食をエンジョイする。そう、このフライトの大半は日本の領空を飛んでいるのだ。

五島列島上空を経て東シナ海を西へ飛び、日本から中国へと向かう。上空が茜色に染まり始める頃、シップは旋回を繰り返しながら高度を下げ始めた。海面が間近に迫り、中華人民共和国の上空へ。かなり低いアルティチュードから、明らかに日本の街並みとは異なる上海郊外の街並みを眺めながら、上海浦東空港へ向けてアプローチを続ける。

上海市近郊の遊覧飛行の様相を呈したアプローチののちに、上海浦東国際空港にランディング。広大な浦東国際空港の誘導路をタキシング、T1 のサテライトにスポットイン。ボーディングブリッジを渡り、初めて中華人民共和国に降り立った。

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中華人民共和国ということで身構えていたが、意外と普通の空港で拍子抜け。T1 サテライトから本館へと向かう MRT に乗る。プラットホームはどことなく台北市の MRT と雰囲気が似ている気がする。

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MRT の車内は広々としている。

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さて、いよいよこの旅最大の関門、中華人民共和国への入国だ。著者がこの旅をした時点では、中国は日本人に対して観光目的のビザ免除措置を執ってはいないが、24 時間以内のトランジット目的の入国であればビザは免除されることになっていた。

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中国辺検の審査官による審査を受ける。質疑応答を繰り返し、数分かかってようやく中華人民共和国の入国許可を得た。
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イミグレを抜けてすぐのところに外貨両替所があるが、手数料が割高だった。

 

もう夕方でそろそろ晩御飯……という時間帯ではあったが、どうせ浦東から Suvarnabhumi へのフライトで機内食が出るだろうという思い込みから、この時点では両替して晩御飯にするという発想はなかった。
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エアラインのカウンターに立ち寄って、再び出国。人気も疎な出国後の制限区域でボーディングを待つ。巨大空港の割に、飲食店や免税店はそれほど多くなく、暇を弄ぶかもしれない。

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浦東発 Suvarnabhumi 行きのフライトにボーディング。

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シップは A330、ワイドボディ機だ!指定された席に着席、シートモニタが装備されていることに歓喜する。

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短距離のフライトとはいえ、シートモニタがついている機材は有難い。フライトマップがあればいくらでも時間はつぶせる。映画やゲームもいいけれど、フライトマップが何よりも楽しい機内エンタメなんだよ。

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機内食を心待ちにフライトマップを楽しんでいるうちに、ドリンクサービスが2度回ってきた。

えーっと、機内食は出ないんですかねぇ……?

そう思っていたら、そろそろファイナルアプローチに入る旨のアナウンスが流れてきた。そもそもミールがないフライトだったのか。FSC のインターでミール無しのフライトなんて初体験だぞ……。

 

2日目

深夜の到着

日付が変わって、翌日0時45分、Suvarnabhumi 国際空港にランディング。いよいよ念願のタイに上陸だ。ボーディングブリッジを渡り、Suvarnabhumi 空港へ降り立つ。

CIQ 通過前の到着コンコースに、外貨両替所や SIM ショップがあるので、必要に応じて両替したり、短期 SIM を買ったりすればよい。少額の現金が必要になるため、とりあえず Kasikorn Bank(カシコン銀行)で 2000 円だけ両替した。

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CIQ は 10 分もかからずにスムーズに通過できた。晴れてタイに入国が完了だ。パスポートに押されたタイの入国スタンプに心を躍らせ、ターミナル内を闊歩する。そうだ、ホテルに向かう前に、腹ごしらえをしておこう。ランドサイド1階の端にある Magic Food Point というフードコートで軽く夜食にした。

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おそらくマレーシア近辺の味であろう、チキンビリヤニをオーダー。

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意外と安くて美味しかった。ここは深夜も営業していて、何かと物価の高い空港という場所において、リーズナブルなお値段で食事にありつけるという、弾丸トラベラーにとってはたいへん有難い場所である。ちなみに、ここに限った話ではないが、タイのフードコートでは、オーダー前にプリペイドカードにチャージしておき、決済時はプリペイドカードの残高から引き落とされるシステムになっている施設が多い。プリペイドカードの残額はチケットカウンターで手数料不要で払い戻せるので安心だ。

食事を終えたところで、予約していたホテルに電話をかけて、エアポートピックアップの依頼をする。ほどなく、空港ターミナルビル 2 階の 7 番ゲート付近にピックアップのミニバンが到着。ミニバンに乗り込み、ナトリウムランプのオレンジ色に照らされた深夜の高速道路をドライブ。深夜に海外の空港に降り立って、そのままハイウェイを走ってホテルへ向かっている時って、なんだか無性に心が躍るものだ。

空港から 15 分程で The Phoenix Hotel Bangkok に到着。早速チェックイン、部屋へ向かう。

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キレイにベッドメイクされ、清潔な室内。
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ミネラルウォーターとカフェラテはコンプリメンタリー*4。
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東南アジアのように暑い地域に深夜に到着する場合、コンプリメンタリーとしてミネラルウォーターをいただけるのは地味に有難い。夜遅くにコンビニまで買い出しに出かける必要がないというだけで、だいぶ時間を有効に使える。

部屋に着いたところで即座に荷物整理を済ませ、シャワーを浴びて長旅の疲れを癒す。
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シャワールームも比較的清潔で良かった。水圧も温度も申し分ない。シャワーで長旅の疲れを癒して、ベッドに飛び込んだ。

 

異国の地で迎える朝

スマートフォンのアラームで目を覚ます。窓を開けると、異国の地の朝だった。

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そうそう、この雰囲気だよこの雰囲気!!

異国の地で初めて迎える朝って最高だよね?!

今日はいよいよバンコクで楽しむ初日だ。荷造りを済ませ、身支度を整えて、The Phoenix Hotel Bangkok からチェックアウト。

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早朝の街並み散策を兼ねて Airport Rail Link の Lat Krabang(ラートクラバン)駅まで歩くことにした。初めての国で迎える初めての朝、バックパックを背負ってホテルを飛び出し、最寄り駅まで歩き出す。

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深夜着のフライト明けの朝、異国の地をおもむろに闊歩し始める。このときの高揚感といったら、筆舌に尽くしがたい。日本では見たこともない光景に心躍らせながら歩みを進め、ホテルからは 30 分程で Lat Krabang 駅に到着した。

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Lat Krabang 駅から Airport Rail Link に乗り、終点の Phaya Thai(パヤタイ)駅を目指す。

Airport Rail Link はタイ国鉄東本線に並行する新線で、Suvarnabhumi 空港とバンコク中心部にほど近い Phaya Thai 駅を結ぶ空港連絡鉄道だ。空港連絡鉄道とはいっても、空港アクセスにしか利用されないわけではなく、地域住民のバンコク都心への通勤にも利用されている。日本で例えると、北海道の快速エアポートのような感覚だ。座席は通勤電車のようなロングシートで、混雑時には立席となる可能性もある。しかし、車内は清潔に保たれており、これに乗ってしまえば、バンコク近郊の渋滞に悩まされることなく、安全かつ確実にバンコク中心部へスピーディに向かうことができる。

高架線からの車窓に高層ビル群が増えてくると、バンコクの都心部にほど近い Phaya Thai 駅に到着だ。Phaya Thai 駅は Airport Rail Libk と BTS の連絡駅で、ここで BTS に乗り換えれば、バンコクの主要なエリアに簡単にアクセスできる。

 

グルメ満喫の街歩き

まずは 2 泊目のホテルに荷物を預け、身軽になることにした。Phaya Thai 駅の窓口で BTS の One-Day Pass を購入し、BTS Sukhumvit Line に乗って Phra Khanong 駅へ向かう。BTS Sukhumvit Line は郊外と都心の商業地区やオフィス街、空港アクセス鉄道の接続駅(Phaya Thai 駅)などを結んでおり、バンコクの都市鉄道の要である。日本の都市鉄道でいえば、名古屋の東山線や大阪の御堂筋線に相当する路線である。

Phra Khanong 駅で BTS を降りて、Sukhumvit 通りを数分ほど歩く。今夜の宿である Hope Land Sukhumvit 46/1 に荷物を預けてしまうことにした。

荷物を預けて身軽になったら、さっそくバンコクのグルメを満喫しようじゃないか。まずはトムヤムヌードルの有名店、Pe Aor(ピーオー)を目指す。Phaya Thai 駅から地上に降り、タイ国鉄の線路沿いを歩く。

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途中で線路脇から細い路地に入り、しばらく歩くと Pe Aor に到着。
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ローカルな雰囲気ではあるが、この店のトムヤムヌードルがすこぶる美味いというのだ。早速入店して、トムヤムヌードル、海老、ムール貝、ゆで卵入りをオーダー。麺は種類を選べるのだが、ここでは定番のセンレック麺をチョイスした。
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なんだこれは……辛みと酸味のある中に、濃厚な魚介の出汁が利いているスープ。米粉から作られたという、優しい味わいのセンレック麺……!

うまい……うますぎる……!!

ローカルの店でこれほどまでに美味しい現地のグルメを楽しめるなんて、もう最高だ。これぞ海外旅行の醍醐味だ。

空港からの移動とランチで手持ちの現金も少なくなってきたので、大型ショッピングモール centralwOrld の 3 階にある SUPERRICH(スーパーリッチ)で追加の両替。ちなみに、この centralwOrld 付近には SUPERRICH のヘッドクォーターもあるので、そちらを利用してもよい。

タイのローカル食堂は 1 皿が少なめなことが多いので、食べ盛りのメンズ諸君には物足りないかもしれないが、色々と食べ歩くにはもってこいだ。ちょうど近くにカオマンガイの有名店の本店があったので、そのお店に行ってみることにした。Go-Ang Kaomunkai Pratunam(ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナム)、通称『ピンクのカオマンガイ』の本店だ。流石は人気店の本店だけあって、店舗前には入店待ちの行列ができていた。

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15分程並んで、ようやく入店。カオマンガイとタイティ―をオーダーした。
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カオマンガイは、鶏肉もごはんも優しい味わいで美味しかった。刺激が欲しければチリソースでもなんでもかけてみればよかろう。思いのほか辛くて悶絶するかもしれないが。気がついたらあっという間にカオマンガイを平らげていた。これ、ご飯がめっちゃ進むやつだ……ご飯そのものだけど。

せっかく Go-Ang の本店まで来たのだから、ついでに Kuang Heng Pratunam Chicken Rice(クワンヘン・プラトゥナーム・チキンライス)、通称『緑のカオマンガイ』にも足を運んでみた。実はどちらもカオマンガイの有名店なのだが、徒歩 30 秒もかからない。
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Kuang Heng のカオマンガイは、茹でた鶏と揚げた鶏の両方を楽しめるメニューもあるのだ。
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一皿で二度おいしいからたまらない。そして、緑のカオマンガイもピンクのカオマンガイに負けず劣らず美味しいのだ。まさか昼ごはんとしてトムヤムヌードルを楽しんだ後に、ピンクのカオマンガイと緑のカオマンガイと 2 軒はしごするとは思わなかったよ。海外初日にして、なかなかに Crazy なランチだ。

ランチの後は、Siam 地区を散策する。

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Siam 地区は近代化が進んだ商業地区で、 広い大通りの両側に大型ショッピングモールが立ち並び、シンガポールの Orchard 地区を彷彿とさせる雰囲気だ。このエリアにいると、ショッピングだけで 1 日を使ってしまいそうだ。弾丸旅行だからそんなことはしないけど。

 

Asiatieque で楽しむトワイライト

夕暮れ時は Asiatieque で過ごすと決めていた。BTS の Saphan Taksin(サパーンタークシン)駅から歩いてすぐのところにある Sathorn(サトーン)船着場から、Chao Phraya Express Boat(チャオプラヤ・エクスプレスボート)に乗る。本数は少なめだが、Asiatieque 利用者向けの無料シャトルボートもあるので、そちらを利用してもよい。

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Chao Phraya Express Boat は結構なスピードで Chao Phraya 川を下る。このあたり一帯に肥沃な大地の恵みをもたらした雄大な大河が、これほどまでの大都会の中心部を流れているのだ。素晴らしいの一言に尽きる。

Chao Phraya Express Boat から流れゆく両岸の景色を眺めていたら、あっという間に Asiatique に到着。下船すると早速美しいレンガ造りの建物が出迎えてくれた。

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この美しい赤れんが作りの建物は、かつて East Asiatic Company の倉庫として使われていたものだ。今となっては、リノベーションされ、観光客向けの複合施設になっているが、歴史と風情を感じる素晴らしい観光スポットだ。

Asiatieque 内にあるスーパーマーケット、Big C で果汁 100% のジュースを買って飲んでみた。

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パッションフルーツジュースとピンクグアバジュースを飲んだのだが、どちらも濃厚で美味しかった。やはり南国のフルーツは味が濃厚なのだ。

Asiatieque の敷地内を散策すると、大きな観覧車が回っている。

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どうやらタイで最も大きな観覧車だという。Asiatieque の周りには高層ビルなどはなく、その高さがより一層際立っている。

Chao Phraya 川沿いには歴史を物語る帆船が係留されていた。

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この優美な帆船の名は Sirimahannop といい、かつて活躍していた Thoon Kramon という帆船のレプリカらしい。遠洋航海をするような大型帆船が大都会の真ん中を流れる川に浮かんでいるというのも、日本人からすると不思議な感覚だ。悠然と流れる大河のほとりに聳え立つ高層ビルと、赤れんが造りの倉庫群、そしてこの優美なる帆船……タイの過去と現在が交差するとっておきの観光スポットだ。

Asiatique は夜になると本当に美しい。横浜の赤レンガ倉庫群を彷彿とさせる雰囲気である。

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夕暮れ時から夜にかけての Asiatieque は本当に素晴らしい。単に歩いているだけでも楽しい気分になれるので、バンコクに泊まる機会があれば是非とも足を運んでみてほしい。

 

Khao San 通りの夜

Asiatieque で夕暮れ時を楽しんだあとは、再び Chao Phraya 川を往くことにした。

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Chao Phraya Express Boat で Phra Arthit(プラアーティット)船着場へと向かうのだ。目指すはバックパッカーの聖地として名高い、Khao San(カオサン)通りだ。

終点の Phra Arthit 船着場からは歩いて行ける。船着場から数分程度歩き、少し落ち着いた雰囲気の Ram Buttri(ランブットリー)通りを抜け、一本隣の通りへ進むと……

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憧れの Khao San 通りの起点に到着!

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Khao San 通り一帯がお祭り騒ぎのような様相を呈しているが、お祭りなどではなく、これが普段の夜の光景だというから凄まじい。

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Khao San 通りを歩いていると、至る所から大音量でクラブミュージックが聞こえてくる。これはもはやひとつのアトラクションと言っても過言ではない。
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異国の地でクラブミュージックを聴きながら、Chang Beer を流し込む。EDM の重低音と雑踏の喧騒を BGM に楽しむビールは、控えめに言って最高だ。

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タイに来たら Khao San 通りは外せない。そう強く思った夜であった。

Khao San 通りの夜を楽しんだ後、ホテルへの帰りの時間帯には Chao Phraya Express Boat の運航は終わっているので、別のルートで帰るしかない。タクシーやら配車サービスやらを使っても良いのだが、それではあまり面白くない。近くのバス停から BTS の駅を通るバスに乗ればよいだけだ。今回は Phaya Thai 駅 を経由する 503 番バスに乗った。

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Phaya Thai 駅でバスを降りて、そのまま BTS に乗り継ぎ、ホテル最寄りのPhra Khanong 駅へ。

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近くのセブンイレブンでガパオライスを買ってから、ホテルに帰着。

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「タイの名物料理だし……」と興味本位で買ってみたのだが、けっこう辛かった。

ガパオライスの辛みを水で流し込んで、シャワーを浴び、長旅の疲れを癒すかの如くベッドにダイブした。もう 25 時だったけど。

 

3日目

さて、3 日目だ。昨日バンコクに到着したばかりだが、今日はもうバンコクを離れる日だ。弾丸旅行で感情に浸ってる時間などない。早速活動開始だ。

異国の地で KFC

タイで迎える 2 度目の朝、ブレックファストは KFC にしてみた。

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海外旅行に来てまで KFC かよ?!……とか言わないで。タイの KFC は日本のそれとは一味違っていて、なかなか美味しいのだ。

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KFC! KFC!

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養鶏大国だけあって、チキンの質が高いと思われる。そして味付けも良い!!日本の KFC ではまずお目にかからないエッグタルトもついてきた。
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甘さ控えめでありつつも濃厚な卵の味わいが楽しめて、非常に美味しかった。ちなみに、タイの KFC ではドリンクは全ておかわり自由らしい。日本のドリンクバーの感覚で、好きなものを何杯でも注ぐことができるらしい。まあ、一般人からしたら、こんな甘いの何杯も飲めないけど。

 

役目を終えるバンコク駅からのショートトリップ

このタイミングでバンコクに来たからには、是非とも行っておきたい歴史的建造物があった。長いことバンコクの玄関口として活躍してきたバンコク中央駅がほどなく役目を終えるという。この素敵な駅舎が失われる前に、その優美な姿を見ておきたいと思い、バンコク中央駅に行ってみることにした。

Phra Khanong 駅から BTS に乗り、Asok(アソーク)駅で降りる。Asok 駅は MRT のSukhumvit 駅との乗換駅になっており、ここで MRT Sukhumvit 線に乗り換える。近代的でスタイリッシュな駅構内、清潔な車両……シンガポールの MRT を彷彿とさせる都市鉄道だ。朝ラッシュを過ぎて空いてきた快適な車内でゆったりと過ごす。

Hua Lamphong (フアランポーン)駅で MRT を降りる。長い連絡通路を歩くと、SRT(タイ国鉄)のバンコク中央駅だ。

駅舎の外に出てみると、巨大なアーチ形の駅舎が立派に佇んでいる。

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なんと荘厳な駅舎なのだろうか。待合室は巨大な吹き抜け空間で、天井のステンドクラスが美しい。地平のホームには櫛型のプラットホームが広がり、どことなくかつての日本の上野駅のような雰囲気なのだ。雰囲気もそうだが、運行面でもかつての上野駅に相当する駅だったという。上野駅が東北・北陸地方へ向かう北の玄関口であったように、バンコク駅も北の玄関口であったようだ。

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待合室から続く大きなトレインシェッドは、その東半分が既に役目を終え、鉄道博物館と化していた。
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この格式の高い駅は、タイの鉄道史に名を刻む紛うことなきレジェンドだ。

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駅名標も豪勢で、この駅の格式の高さを一層際立たせている。
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トレインシェッドの西側、現役のプラットホームへと回り込む。長大な櫛型のプラットホームには、機関車に牽かれた列車が止まっている。

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2024 年現在、長距離優等列車がこの駅に入ることはないという。長距離優等列車のターミナル駅としての役割を担っているのは、2021 年に Bang Sue(バーンスー)中央駅として開業し、その翌年に Krung Thep Aphiwat(クルンテープ・アピワット)中央駅と改称された、東南アジアで最大規模を誇る巨大なターミナル駅だ。

せっかくなので、ここから Bang Sue Junction(バーンスー分岐駅)まで普通列車に乗車することにした。チケットカウンターでチケットを購入したところ、列車が指定されていた。普通列車で列車が指定されるというのは、日本ではほとんどないことだが、こちらでは普通のことのようだ。運賃はわずか 2 THB。

冷房の効かない古い客車のボックスシートに腰掛けて、ゆったりと発車を待つ。案の定、発車は遅れた。ディレイも旅の醍醐味だ。あまり気にせず待っていたが、気がついたら、音もなく列車は動き出していた。発車の衝撃もなく、ゆっくりと滑らかに列車は北へ向けて動き出していたのだ。

列車はバンコクの街の中を快調に北上する。少し街のはずれを往く列車の車窓には、大通りや BTS からは見えない景色が流れてゆく。途中の小さな駅に止まると、そこは素敵な風情ある駅だった。

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これぞ東南アジアの鉄道旅だ。ありとあらゆるものに旅情が掻き立てられる。

やがて進行方向右側に近代的で巨大な駅舎が見えてくると、Bang Sue Junction 駅に到着だ。
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Bang Sue Junction 駅はタイ国鉄の主要路線である北本線と南本線の分岐駅だ。かなり歴史のある駅ではあるが、プラットホームは新しいコンクリートで舗装され、綺麗な芝生も整備されていた。しかし、タイ国鉄の近代化事業で、隣接する高架の巨大駅、Krung Thep Aphiwat 中央駅に役割を譲りつつあり、ゆくゆくは完全に移転するという。この駅もバンコク中央駅同様に役割を終えつつあるのだ。巨大な新駅の隣に残る古い駅。駅構内を行き交う列車に旅情を掻き立てられる。

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Bang Sue Junction から Krung Thep Aphiwat 中央駅まで歩き、MRT に乗り換える。この駅からは近代的な MRT で市内中心部に戻ることにする。Chatuchak Park 駅で MRT を降りて、地上に出る。MRT の Chatuchak Park 駅は BTS の Mo Chit 駅との乗換駅になっており、すぐにバンコク中心部へ向かうことができる。

 

異国の地で楽しむ北陸の味?!

Asok 駅で BTS から降りて、駅直結のショッピングモール、Terminal 21 へ。空港と世界各地の都市をモチーフにした内装に心躍らせつつ、ランチのお店へと向かう。

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今日のランチは……まさかの 8 番らーめん!北陸地方ではお馴染みのラーメンチェーン店である。8 番らーめんでは、かねてから試してみたいと思い続けていた、トムヤムクンらーめんをオーダーする。

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トムヤムクンらーめん、めっちゃ美味しいんですけど……?!これ、北陸の店舗でも展開してくれないかなぁ?

 

バンコク最後のひととき

旅の終わりも近づいてきた。空港に向かう前に、ホテルで荷物をピックアップ。チェックアウト後、ホテルでの最後のひとときはコンプリメンタリーのケーキとドリンクのセットをいただいて過ごすことにした。

何これ……美味しすぎるんですが?!?!

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なんだこのめっちゃ濃厚なチョコレートケーキは?!

なんだこのめっちゃフルーティーなパイナップルスムージーは?!

明らかに高級ホテルで出てくる類のそれだぞ?!

思う存分チョコレートケーキとパイナップルスムージーを堪能したところで、名残は惜しいが、ホテルを後にする。BTS で Siam の Big C へ向かい、職場への手土産を物色する。Siam の Big C は都心部にありながら広大な売り場面積を誇る、バンコク屈指のハイパーマーケットだ。陳列されている商品を眺めていると、その国の文化と食生活を垣間見ゆことができるので、けっこう楽しくなってきて、お土産選びはそっちのけになってしまいがちだ。気を取り直してお土産を調達してバックパックに詰め込んだ。

Phaya Thai 駅から Airport Rail Link に乗り、帰国の途に就く。渋滞で混雑している高速道路を横目に、列車は結構なスピードで高架の線路を駆け抜けてゆく。程なく列車は Suvarnabhumi 国際空港に到着した。4 階の出発ロビーに上がり、上海航空運航の FM840 便にチェックイン。チェックインバゲージを預け入れる。

搭乗までしばらく時間があるので、軽く晩御飯を楽しんでからパスポートコントロールを通過することにした。帰国前、最後の晩餐は Magic Food Point でパッタイにした。

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パッタイは現地の味だけあって美味しかった。

 

帰国のフライト

タイへの名残を惜しみながら、パスポートコントロールを通過し、制限エリアへ。
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制限エリアには DEAN&DELUCA が出店していた。それほど時間に余裕があるわけではないので、後ろ髪を引かれる思いでボーディングゲートへ歩みを進める。

バンコクから上海までは、上海航空と中国東方航空の共同運航便。機材は B737 MAX 8 で、残念ながらエコノミークラスにはシートモニタはなかった。

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シートアサインは非常口の前、足元は広いわけではないのにリクライニングできないというハズレ席だった。一つ後ろの Exit row(エグジット・ロウ)すなわち非常口座席ならシートピッチが広いのに……

シートモニタもなく、リクライニングもしない座席に、しょんぼりしながら着席し、シートベルトを締める。ほどなくドアクローズ、タキシング開始。スポットを離れてから12分ほどでランウェイから離陸し、楽しかったバンコクを後にする。

出発から 1 時間程経過したところで機内食がサーブされた。
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サーブされたのは軽めのボックスミールで、サンドウィッチ、チョコブラウニー、リンゴジュースが入っていた。サンドウィッチはパサパサだった。チョコブラウニーは美味しかった。

……ところで、何故にリンゴジュースがボックスに入っているのにドリンクサービスがあるんですかね?!

そんなこんなで機内食を済ませて、軽く仮眠をとることにした。このフライトは深夜に上海浦東国際空港に到着するのだ。早めに寝ておこう。

 

4日目

帰国の途は続く

日付が変わって午前 1 時過ぎ、上海浦東国際空港に着陸。往路でなんとなくターミナルの構造や出入国の流れは把握していたので、比較的スムーズに入国できた。

しかし……

出国前のランドサイドはとにかくベンチが少ない!!

ターミナル内には椅子やベンチの類はほとんどなく、ターミナル間連絡通路にかろうじて数箇所ある程度だった。

一方で、出国後のエアサイドはベンチも多いし、手すりのないベンチもあるため、横になって寝ることも可能である。もはや空港泊のためにデザインされていると考えてもいいレベルである。なんだこの落差は……

 

上海から日本へ

エアサイドでゆったりとしていたら、あっという間に時間は過ぎ、この旅最後のフライトの時間になってしまった。名残を惜しみながら最後のシップにボーディング。タキシングを開始したら 10 分もしないうちにテイクオフ。いよいよ日本へ向けて飛ぶだけとなってしまった。

水平飛行に入って程なく、フライトアテンダントから

"Beef rice? or Fish rice?"

と声を掛けられた。

……あれ?機内食選べるのか?!

とりあえず Beef rice をオーダーしたのだが、国際線とはいえ、単通路の小型機での短距離フライトなのに、機内食を選べることに驚きを隠せない。

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しかもこのミール、普通に美味しいのだ。

機窓に流れゆく福岡県の景色を眺めながら、この旅最後のミールをエンジョイする。天気は快晴、福岡市の上空は雲もなく、地形をはっきりと目視で確認できるほどだった。

食後のひとときをゆっくりと過ごしているうちに、見慣れた景色が機窓に広がる。

ほどなく、地元の空港に着陸。小型機からサクッと降機、パスポートコントロールをクリアし、一気に現実に戻ってきた。

ちなみに、これほどまでに Crazy な旅程だが、どうしても海外に行ってみたいと言い張る海外旅行未経験者がいたので、この旅程をつぶやいてしまった。一般人相手であれば、「わけわからん」とか「イかれてやがる」とか罵詈雑言を浴びるのが常なのだが、なんと「ついて行ってもいい?」とにわかには信じ難い言葉を吐いてきた。旅程は具体的に提示し、相当ハードなスケジュールだと伝えたにも関わらずだ。

勇敢(無謀?)にもこの Crazy な旅程についてきた海外初体験の同行者には尊敬を通り越して畏怖の念を禁じ得ない。

なお、バンコク都内での観光は最初の半日だけ同行し、あとは完全に別行動、すなわち放置プレイだったことも申し添えておこう。海外初体験の人に対してこの仕打ちは酷いと思うよ、我ながら。

 

えっ、同行者の感想……?

「また行きたい」

……だってさ。完全に狂ってるよ、2 人とも。

 

 

*1:やたらと文字が多い旅行ガイドブック

*2:国際線:International; INT

*3:国内線:Domestic; DOM

*4:無料で提供されるサービス

地方発着1泊4日ベトナム旅行

久しぶりの海外?!

旅行好きな私にとって、COVID-19 パンデミックの影響は大きすぎた。

ようやく海外を含めて自由に旅行ができるようになってきたのだが、世界的な旅行需要の増大、原油価格の上昇、慢性的な円安の影響が重なって、航空券の価格が高止まりしているこのご時世だ。例えば、パンデミック前は LCC 利用なら1万円ちょっとで往復できた台北ですら、3〜4万円前後が相場になってしまった。これではなかなか海外旅行は難しいぞ……と思いながらも、色々と頑張ってサーチを続けていたら、燃油サーチャージやら諸税やら込みで、なんと24,560円という、とんでもなく安いチケットを発見してしまった。そしてそのままなんとなくノリでチケットを取ってしまった。租税や燃油サーチャージ込みでこの値段である。昨今の国内外の情勢を考えると、決して悪くはないだろう。

……で、肝心の行き先はどこかって……?

ホーチミンシティ(Ho Chi Minh City; HCMC)、まさかのベトナムだ。

韓国とか台湾に行くよりも圧倒的に安く、ベトナムまで行けることになってしまった。バグか何かかよ……と疑いたくもなるが、これで決済も通ってチケットも普通に届いてしまった。どうやら本当に2万5千円以下でベトナムまで行けてしまうらしい。最高かよ?!

航空券を手配したら次は宿泊先の手配だ。ホテルではなくてドミトリーでも良いと思ったのだが、久しぶりの海外旅行だ。屋上にプールとルーフトップバーのあるちょっと良いホテルをチョイスした。そして地元から東京まで往復するための陸上交通も手配し、旅程をこんな感じで組んでみた。

 

0日目

通常勤務

20:00 頃 自宅出発

(新幹線)

23:30 頃 羽田空港着

1日目

02:00 羽田空港発

(VJ821便)

06:10 タンソンニャット空港着

HCMC 散策

Alagon Saigon Hotel & Spa 泊

2日目

HCMC 散策

14:00 頃 タンソンニャット空港着

17:00 タンソンニャット空港発

(VJ820便)

3日目

(VJ820便)

01:00 羽田空港着

バスタ新宿へ移動

(高速バス)

18:00 頃 帰宅

 

まあ、3連休がとれればこんなもんだろう。これなら無理なく楽しめるスケジュールだ。うん、悪くはないぞ。

出発の日は通常勤務なので、勤務終了後にすぐに出発できるよう、前夜までにパッキングを済ませておく。

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着替えや洗面用具、ガジェット類、トラベルグッズ等をバックパックに詰め、実測重量は約 6 kgだった。財布や一部の衣服は身につけるため、実際にはもっと軽くなり、約 5.5 kgとなる筈だ。

 LCC での海外旅行なら、ベースウエイト 6 kg、パックウエイト 7 kg、スキンアウト 8 kg……うん、ウルトラライトならこのくらいの重量管理が適切だろう……って、登山かよ。

そして、忘れてはいけないのが、現地でのスマートフォンの回線契約だ。空港でツーリスト SIM を契約してもいいのだが、KKday で事前に 4G 回線の eSIM を契約した。2日間で 2 GB の契約で 485 円で済ませることとした。

 

0日目

旅の初日は普段通りの勤務から始まる。旅の荷物を詰めたバックパックを玄関前に置いて出勤。この日の勤務は、業務内容は普段と変わらないのに、旅への高揚感を胸に秘めているので、なかなかに心躍るものとなった。これも旅の持つ魔力なのか……

17時30分、通常勤務を終える。そのまま大急ぎで帰宅。スマートフォンには搭乗予定便の55分のディレイを知らせるメールが届いていた。まあ55分なら許容範囲だろう。この先の道中、何かトラブルがあったときにリカバリできる余裕をもらえたと思えば気が楽だ。足早に帰宅して、シャワーと夕食を済ませる。

部屋の戸締りと荷造を確認したら、いよいよ異国の地への旅立ちだ。バックパックを背負って新幹線に飛び乗り、東京駅へ向かう。窓の外を眺めると、住み慣れた街の夜景が超高速で後ろに過ぎ去ってゆく。これだよこれ、新幹線のこのスピード感がたまらないんだよ。流れゆく車窓を楽しんでいるとあっという間に列車は首都圏に入り、22時半には東京駅に到着した。

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左右対称の赤煉瓦の駅舎は、往時の威厳と風格をとどめ、いつ見ても本当に美しい。流石、重要文化財に指定されるだけの歴史的建造物だけある。

東京駅からは京浜東北線と京急のエアポート急行を乗り継いで羽田空港第3ターミナルへ向かう。既に夜も遅いのだが、まだまだ電車には多くの乗客がいて、活気が戻ってきたことを実感させられる。

羽田空港第3ターミナルでエアポート急行を降りて……

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長いエスカレータを上ると……

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国際線出発ロビーが眼前に広がる!!

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パンデミック前には幾度となく目にしたこの光景……!もう見られないとまで思ってしまった時もあったけど……目の前にはあの時と変わらぬ光景が広がっている……!!

おっと……感傷に浸っている場合ではない。これから様々な手続きを済ませなければならないのだ。まずは搭乗便のチェックインカウンターへ。羽田発タンソンニャット行き、Vietjet Air 運航の VJ821 便 にチェックイン。

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1日目

日付が変わったあたりでチェックイン完了。即座に出国手続きへ。深夜発着のフライトは CIQ の手続きに並ぶ時間が短いから本当に有難い。パスポートコントロールを通過して目の前のエスカレータを上り、いつものラウンジへと向かう。

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懐かしの羽田のラウンジ室内へ。

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深夜のラウンジは人気も疎らで、パンデミック前と変わることなく、旅人たちに癒しの空間を提供してくれている。ラウンジは旅のセーブポイントなんだよ。

旅立ち前のゆったりとした時間をラウンジで過ごし、思う存分リラックス。到着機材遅れのため、搭乗予定便も玉突きで遅れることになり、ボーディングタイムも遅くなってしまったのだが、急ぐ旅ではないのだから、ラウンジでゆったりと待っていれば良いだけのことだ。
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結局、搭乗開始は2時50分までずれ込んだ。まあ、1〜2時間の遅れなど LCC では珍しくもないことだから、このくらいの想定はしておいたほうが良い。2時50分、機体後方の旅客から搭乗開始。機体前方の私は3時を回ってからの搭乗。ゲートでパスポートと搭乗券のチェックを受け、ボーディングブリッジを渡ってシップに向かう。

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ここを歩いている時こそが、旅の高揚感を味わえる最高の瞬間ではなかろうか。

Vietjet Air のボーディングミュージックは、Quynh Anh さんの "Hello Vietnam" という曲と、Fiona Fung さんの "Proud of You" という曲。なかなか素敵な選曲でもある。 "Proud of You" は"I can fly..." というサビの歌声が本当に美しい。これから本当に飛ぶんだけど、歌詞とのシンクロがすこぶる良い雰囲気を出している。3時半になってようやくタキシング開始。羽田を離陸したのはもう4時近かった。

Vietjet AirのA321 neo の機内はよくある LCC スタイル。

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3+3 配列でシートモニタはなく、テーブルとシートポケットがあるだけ。どうせ深夜便は寝るだけだから、これが必要にして十分。過不足なくてちょうどいい。離陸に先立って、セーフティインストラクション。あわせて非常口の確認もしておく。なるほど、"Exit" はベトナム語では "Loi Ra" というのか。初めて覚えたベトナム語がまさかの "出口" だ。水平飛行に入り、機内で寝ていたところ、窓側の乗客がトイレに行きたいというので起こされ、席を立つ。窓の外を眺めたら、夜空がバーミリオンに明けてゆくところだった。
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どうやら台湾南部の上空を飛んでいるらしいが、とにもかくにも雲の向こうに昇る朝日が本当に美しい。これぞ海外旅行を実感する最高の時間帯だ。もうひと眠りして目を覚ますと、ちょうどファイナルアプローチのアナウンスが機内に流れた。予定より2時間ほど遅れて、HCMC のタンソンニャット国際空港に着陸、晴れてベトナムの地を踏むことができた。
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降機したらバスでターミナルビルへ。

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国際空港によくある長い通路を足早に駆け抜けて……

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イミグレに並ぶ。

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イミグレを通過した先の到着時免税店には ROYCE' の冷蔵ショーケースが。

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ここは北海道かどこかですかね?!
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チェックインバゲッジはなく、キャビンバゲッジのみなので、バゲッジクレームはスルーして税関へ。申告すべき所持品はないため、荷物を検査機に通して終わり。CIQ 全てをサクッと通過して、そのまま非制限エリアへ。

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ここで eSIM をアクティベートして、行動中の通信環境を確保する。バックパックを背負って、いよいよ空港を出ることにした。

空港のターミナルビルを出た瞬間に感じる、東南アジア特有のもわっとした熱気。これがたまらない。

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国際線ターミナル前から109番バスに乗る。

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ミニバンみたいな車体だが、れっきとした路線バスだ。これに乗って HCMC 中心部を目指す。サイゴンセンター前のバス停で下車。

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高島屋は9時半(一部店舗は10時)オープンなのだが、フードコートや ATM コーナーは営業をしており、Pasteur 通り側のエントランスから建物内に入ることができる。

海外に来たらとりあえず ATM……ということで、サイゴンセンター1階にある VIB の ATM でキャッシング。

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サイゴンセンター地下の HIGHLANDS COFFEE でベトナムコーヒーとバインミーのセットをオーダーし、ベトナムの地で、初めての食事とする。

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うん、ベトナムコーヒーもバインミーもめっちゃ美味しいぞ!!

さて、いよいよ HCMC 散策に出発だ。HCMC 観光の場合、名所をタクシーで巡るのが一般的らしいのだが、私にそんな発想はない。散策の道中、ガイドブックに載っていないスポットを捜し求め、現地の雰囲気を楽しむのだ。雨上がりの陽射しを浴びて、朝の HCMC を歩き回る。なんて贅沢な休日なんだ。昨日は日本の地方都市で普通に仕事してたんだぞ?!

高島屋から20分程歩けば、フランス植民地時代の面影を色濃く残すサイゴン中央郵便局に到着。

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サイゴン中央郵便局はフランスのオルセー駅をモデルにした美しい建物で、列車こそ来ないものの、歴史ある駅舎と言われれば納得してしまいそうになる。

道をはさんでサイゴン中央郵便局の反対側には、ネオ・ゴシック様式の荘厳なサイゴン大教会。
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サイゴン中央郵便局やサイゴン大教会のすぐそば、書店が軒を連ねるブックストリートへ足を運ぶ。
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ストリートの両脇には書店がずらりと並び、クラシックな古書店からモダンなブックカフェまで、本に囲まれた素敵な街並みだった。

ブックストリートを抜け、緑の街路樹にお洒落な建物が映える美しい街並みを散策。

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この辺は特に美しい街路が広がり、歩いていて楽しくなる。

そのまま街中を適当に散策していたら、Bo Ne 3 Ngon(ボネバーゴン)が営業していた。Google Map 情報では、このお店は朝と夜の営業で、夜の部は16時にならないと営業しない筈なのに、何故か普通に営業中だった。百聞は一見に如かずとはまさにこのこと、そういうことであれば、早速食べていこうじゃないか。

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このお店で食べられるのは、まさかのビーフステーキ!本来は熱々の鉄板でサーブされるのだが、私のベトナム語の理解力が低かったせいで、何故か持ち帰り用の容器に入れられてしまった。

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お肉は美味しく味付けされて焼き上げられており、付け合わせのフランスパンが進む。
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いや、本当に美味しいんですけどこのお肉?!?!お店のお兄さんとスマホの翻訳機能で「本当は店内で食べたかったんだよ。ここで食べていい?」「いいよ」などとやりとりしていたら、お詫びにペプシコーラを持ってきてくれた。ありがとうお兄さん。

美味しいビーフステーキを楽しんだら、ふたたび街中に繰り出そう。

HCMC の風情を堪能しながら、街中を散策していたら、異国の地に住むファミマを発見した。

f:id:medicalengineer:20231114082001j:image なんだろうこの謎の安心感は……?海外にセブンがあっても特になんとも思わないんだけど、ファミマがあると何故か嬉しくなるんだよなぁ……。

そのファミマのすぐ近く、UBND Phuong Dakaoバス停 から150番バスに乗って街中を移動。
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完全にローカルにまみれてしまった。これぞ旅の醍醐味、ローカル路線バスは良いものだ。Cho Ban Co バス停で降りて、さらに街中を歩き回る。ラウンドアバウトがあちらこちらにあるので、頑張って渡る。
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今夜のお宿、Alagon Saigon Hotel & Spa へチェックイン。

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同じ系列のホテル3棟が館内の連絡通路で繋がっていて、別の棟からでも入ることができる。反対側の通りに面している棟もあるため、このシステムは地味に有難い。
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Alagon Saigon Hotel & Spa の室内はお洒落で清潔。

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インサイドルームなので窓はないけど、この内装で1泊2日程度なら普通に選択肢としてアリ。数百円ほど追加すれば窓のある部屋になるらしいけど、どうせ夜まで散策して帰ってきたらルーフトップバーやらプールやらで楽しんで寝るだけだし、外の騒音の心配をしなくていいから、窓なしで全く問題ない。

朝食ビュッフェ、ランチも込みで5,334円というお値段だったのだが、これに加えてウェルカムドリンク(ソフトドリンク)、そしてまさかのルーフトップバーでのワンドリンク(アルコールOK)チケットもついてきた。素晴らしすぎる。最高かよ?!

ホテルの自室で荷物整理。着替えやサンダル等は部屋に置いて、身軽になって散策再開だ。

定番の観光地、ベンタイン市場。

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コロニアル建築、市民劇場。

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チャンフンダオ像近くのロータリー。
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ロータリーを渡るのは至難の業。信号のないロータリーを切れ目なく車とバイクが走っていて、勇気を振り絞って横断しなければならない。ここを渡り切るとサイゴン川のほとりに辿り着く。
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Nguyen Hue 通りで音楽イベントが開催されていた。

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街中で大音響でクラブミュージックが流れていた。まだ明るい時間帯で、リハーサルといった感じだったけど、日が暮れると多くの人達で埋め尽くされて、屋外のクラブの様相となるんだろうなぁ……。

サイゴンセンターで洋書を立ち読みして、ローカルのお店で水着を買って(まさかの現地購入)、ホテルに戻ろうとしたその時、東南アジア特有のスコールに見舞われた。少し落ち着いたころ合いを見計らい、折り畳み傘を開いてホテルを目指す。

ホテルに帰って、ルーフトップのプールとジャグジーについて聞いてみたら、スコールで使用停止にしているとのこと。こうなるんだったら、散策に出ないでルーフトップのジャグジーとプールで楽しんで、ルーフトップバーで一杯やっておけばよかった。

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ライトアップされたルーフトップの雰囲気はすこぶる良いのだが、雨でジャグジーやプールが閉鎖されてしまっては仕方ないから、屋根の下でカクテルを愉しむことにした。半分オープンスペースみたいなものだから、まあいいとしよう。せっかく南国に来たわけだし、マイタイをオーダーした。

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普通にオーダーすると日本円換算で1000円以上するのだが、ワンドリンクチケットを使うことができた。ルーフトップで南国の大都会の喧騒をバックに飲むカクテルは最高だ。何も考えずにグラスを傾けるだけで時間が過ぎてゆく。なんと贅沢な時間の使い方なんだろう。

思いっきり HCMC の夜を楽しんだ後は、ダブルベッドでゆっくりと寝る。インサイドルームだから、外の騒音の影響は全くない。ロングフライトと何時間にもわたる散策の疲れを癒すこととした。

 

2日目

HCMC で迎える2日目の朝は、美味しい朝食ビュッフェからスタート。

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ここは南国ベトナム。野菜もフルーツも、素材の味が濃い。素材が美味しいって本当に凄いことだと思う。そして、ベトナムの麺といったら、何はなくともフォー。

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優しい味わいで本当に美味。調子に乗って唐辛子を2切れ入れたら、辛すぎて大変なことになったのはご愛嬌ということで。

そして、南国ベトナムは果物も本当に美味しい。

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特に、このパッションフルーツの味が想像以上に濃くて美味しかった。やっぱり南国で楽しむトロピカルフルーツは最高だ。

朝食を楽しんだら、昨夜のリベンジだ。ルーフトップのプールとジャグジーを楽しもう。

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大都会 HCMC の喧騒を眼下に、優雅にひと泳ぎ。ジャグジーも気持ち良かった。

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そういえば、ウェルカムドリンクのチケットがまだ残ってたな。ルーフトップバーかレストランで、ジュースをいただけるらしい。よし、せっかくだしランチのときにレストランで使ってみよう。

さて、楽しい HCMC 滞在もそろそろ終わりが近づいてきた。部屋のシャワーを浴びて荷物整理。軽く土産物も買ったけど、航空機持ち込み手荷物の重量制限は大丈夫そうだ。

よし、帰国の途に就く前に、サクッとランチを済ませて……

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いやいや待って待って?!?!

なんなんですかこのとんでもないボリュームのランチは?!?!

しかも、めっちゃ美味しいんですけど?!

朝食もランチもこの味と量、さらにレストランのフルーツジュースとルーフトップバーのカクテルをいただいて、5,334円なんですか?!普通なら飲食だけでその値段いきますよね?!?!

今回宿泊した Alagon Saigon Hotel & Spa は、何から何まで至れり尽くせりなホテルだった。名残惜しいけど、そろそろホテルをチェックアウトする時間だ。荷物をまとめてカウンターへ。部屋のチェックを受けてチェックアウト手続き完了。次に HCMC に泊まる機会があったら、またこのホテルに泊まりたい……そう感じられる素晴らしいホテルだった。

ホテルをチェックアウトして、HCMC 市街地に繰り出す。あとは近くのバス停からバスで空港を目指すだけだ。

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南国の青空の下に広がる木々の緑とエネルギッシュな大都会。バス停に向かって歩いているだけなのに、不思議と楽しくなってくる。
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バックパッカー街として有名な Bui Vien (ブイビエン)通りを眺める。
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Bui Vien 通りの入口に程近い Tran Hung Dao バス停から152番バスに乗車。

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運賃は5000ドン。車掌さんに "San bay Tan Son Nhat" と告げて5000ドンを渡して切符を買えば良い。HCMC の街並みを眺めながらバスに揺られ、しばらくするとタンソンニャット国際空港に到着。
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バスでタンソンニャット国際空港に到着すると、地平の到着ロビー前で下車することになる。即座に出発ロビーに上がり、早めに VJ820 便にチェックインを済ませた。おかげで通路側のシートアサインを勝ち取ることができた。中長距離の夜行便は通路側のシートアサインが楽でいい。

タンソンニャット国際空港にほど近い MENAS MALL に足を運んでみることにした。

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HIGHLANDS COFFEE や 7-ELEVEN、Family Mart などがある。しかし、テナントはだいぶ撤退してしまったのか、いささか寂しい印象が拭えなかった。

セブンとファミマで軽く手土産を調達してから、タンソンニャット国際空港に戻る。国際線ターミナル出口付近の HIGHLANDS COFFEE  にてベトナムコーヒーを飲みながら異国の地への名残を惜しむ。

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コクと苦味の強いロブスタ種の濃厚なコーヒーに、甘いコンデンスミルクを合わせるベトナムスタイルがたまらない。ゆったりと過ごしていたら、出発2時間前になってしまった。名残は惜しいけど、そろそろ出国の時間だ。航空券とパスポートを片手に、パスポートコントロールを通過した。

タンソンニャット国際空港の制限区域内にショップや飲食店は少なく、時間をつぶせるような場所は少ない。上級クラス搭乗者やプライオリティパス所有者ならばラウンジを使うこともできるが、そうでない一般旅客はむやみやたらと早くパスポートコントロールを通過するのは得策ではない。なお、タンソンニャット国際空港の制限区域内の免税店は基本的には米ドル決済のようで、価格表示も軒並み米ドル建てである。

ちなみに、タンソンニャット国際空港の制限区域内にはシャワールームがある。このことを知っていれば、制限区域内に早く入っても時間を有効活用することができる。シャワーを使いたければ、パスポートコントロールを抜けたら右に曲がり、ターミナルの端までひたすら歩く。端まで来たら25番ゲート方面へ降りると、建物の端付近にシャワールームとトイレが併設されたエリアがある。シャワールームは立って使う、海外によくあるタイプのものだった。
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決して不潔ではないのだが、荷物を濡らさずに置いておけるスペースがない。だが、ドアには何ヶ所か小さなフックがあるので、大きな手荷物を吊り下げるのに、S字フックがあると役に立つ。なお、水温についてはそれほど温かくはならなかった。

シャワー後に荷物整理を済ませて指定されたゲートに向かうと、ディレイの案内が。帰りのフライトもディレイを喰らってしまったみたいだ。搭乗予定の旅客案内上は1時間のディレイのようだ。

……しかし、18時になっても搭乗が始まる気配がない。おそらく2時間程度のディレイは覚悟せねばならぬだろう。所定では羽田着は1時で、ディレイが2時間か……つまり、羽田着は3時。いや、こちらとしては、このディレイはむしろありがたい。羽田に着いてから2時間で始発が動き出す。降機からパスポートコントロールの通過までを30分と見込むと、1時間半待てばいいわけだ。深夜の空港待機はなかなか大変だが、これならほとんど苦にならない。

Vietjet Air よ、遅れてくれてありがとう。

ゲート付近で2時間程度待ったところで、ボーディング開始。HCMC への名残を惜しみながらバスゲートへ進み、いざ改札へ。ボーディングパスを改札機にかざしたら、アラームが鳴って弾かれた。グランドスタッフさんから新しいボーディングパスを渡され、 "Aircraft change. Seat changed." と告げられた。無駄にチェックインが早かったせいなのか、せっかくの通路側のシートアサインが真ん中のアサインに変更されてしまった。残念。

バスに乗って沖止めの飛行機に向かう。
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タラップからボーディング。
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現地時間で19時、日本時間で21時に出発。

ほぼオーバーナイトのフライトになることが確定。そうと決まれば、もう勝ったも同然。ゆっくり寝ながら帰国してしまおう。

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3日目

旅の最終日の目覚めは "Prepare for arrival." のアナウンスとともにやってきた。京葉工業地帯や東京湾アクアラインを眺めながら羽田に向けてファイナルアプローチ。Dランを越えて34Rにタッチダウン。結局、羽田には2時間のディレイで3時頃に到着。東京到着時の音楽は、Quynh Anh さんの "Hello Vietnam" に加え、藤田麻衣子さんの "蛍" という曲。旅の終わりに、どことなく哀愁を誘う  "蛍"もなかなかいい選曲だ。

エンジンが止まり、降機。ボーディングブリッジを渡り、長い通路を歩いてパスポートコントロールへ。

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別に急ぐわけではないが、サクッと通過して到着ロビーへ。しばし時間をつぶしてからバスで第1ターミナルへ移動し、ラウンジでゆったりと過ごすことにした。

第1ターミナルの制限区域外にあるラウンジへ。ここはアライバルラウンジとして使うことを想定した立地なのか、朝の時間帯には利用者は疎らだった。

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制限区域外のラウンジをアライバルラウンジとして使えるのは本当に有難い。オーバーナイトフライトの後にゆったり寛げる場所は貴重だ。

空港内で軽く朝食を済ませ、京急のエアポート急行と山手線を乗り継いでバスタ新宿へ移動。バスタ新宿からは高速バスで地元へと向かう。所要時間は約6時間半、タンソンニャットから羽田までのフライトよりも所要時間が長いとか気のせいだ。うとうとしていたら、あっという間に地元についてしまった。そんなこんなで1泊4日の弾丸海外旅行を終えて無事に帰宅。

 

さて、旅を終えて気になるのは、支出総額だ。この旅で実際に要した経費は以下の通り。

  • 宿泊費:5,334円
  • 航空券:24,560円(諸税・燃油サーチャージ込み)
  • 新幹線(居住地~東京駅):7,380円
  • 高速バス(バスタ新宿~居住地):2,900円
  • 東京都内交通費合計:970円
  • eSIM(2 GB, 2日間):485円
  • 国内食費合計:795円
  • 現地通貨(手数料込):6,553円(VND1,000,000)

総合計48,977円

 

……うん、完全に狂ってる。しかも、東京までの往復と旅程中の飲食も含めてこのお値段だ。日系の大手エアラインを使っては出すことがほぼ不可能なこのお値段!週末の弾丸旅行でこれだけ楽しめてこのお値段なら、めっちゃコストパフォーマンスは良いだろう。決して贅沢な旅程ではないけれど、かといって貧乏旅行でもない。身の丈に合った「ちょうどいい」旅程だ。

そして、ベトナムという国はなかなか面白い。東南アジアということで、定番のエネルギッシュな光景は当然のごとく楽しむことができるのだが、かつてフランスの植民地だっただけあって、ヨーロッパ風の街並みも残っており、歴史散策も面白い。ハマる人は本当にハマる国、それがベトナム。

あっ……そういえばドンコイ通りを散策するの忘れてた。ガイドブックにはもれなく記載されるような有名な通りなのだが、単に横切っただけで終わってしまってた。まあいいや、次に行ったときに歩けばいいや。行きそびれた場所があっても、またの機会にすればいいという気楽さがあるのが、週末弾丸旅行の良いところだ。また航空券をサーチしながら次の目的地に思いを馳せる日々を始めることとしよう。